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育てる&食べる 野菜で元気!

はじめよう、キッチンガーデン!おいしい野菜のある暮らし 梅雨入り前の雑草&病害虫対策 〜いまがかんじん!早期発見、早期対処〜

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風薫るさわやかな5月。バラの季節もそろそろ終わりが近づいてきました。野菜もハーブも、この快適な季節にしっかりと丈夫に育てておくことが、梅雨や真夏を乗り切る対策になります。

来月はいよいよ、梅雨の季節の到来です。旧暦では、二十四節気の「芒種」(ぼうしゅ/今年は6月6日)のあとの最初の壬(みずのえ)の日を「梅雨入り」としたとか。今年は、芒種の翌日、6月7日が旧暦の「梅雨入り」にあたっています。七十二候の「梅子黄(うめのみきばむ)」のころでもあるので、梅雨と呼ばれるようになったといわれています。旧暦ではまだ4〜5月なので、梅雨に降る雨のことを「五月雨(さみだれ)」といい、梅雨の晴れ間を「五月晴れ」といいます。

雑草と気楽につきあう

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土が見えてスカスカだった畑も、この時期はちょっと目を離すとタイヘンなことに!野菜も雑草もすごい勢いで伸びて、ジャングル化していきます。

雨が降ると、畑行きは中止にしたくなりますよね。ベランダや鉢でしたらほとんど手も汚れませんが、畑の土は粘土質なことが多いため、雨の日に作業をすると、全身泥まみれになってしまうのです。畑に行くなら長靴は絶対に必要ですね。

梅雨の晴れ間は、人間のスケジュールに合わせてくれるわけではないので、タイミングが一致せず困ることもしばしばですが、この時期は、足しげく畑に通うようにしましょう。

なぜかというと、季節も温度も野菜の生長に好条件。1週間に1度くらいのペースでは間に合わなくなることも多いのです。雑草たちも、ここぞとばかりにすごい勢力で、しばらく見ないうちに畑の景色がすっかり変わってしまった…なんていうことにもなりかねません。

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雨上がりは土がやわらかいので、雑草も抜きやすくなります。<小さいうちに抜く>、コレが基本ですよ!大株を抜くのは力もいるし、根にごっそり土がついてきてしまうので、畑の土も減ってしまいます。

雑草とりの基本は、とにかく、<小さいうちに>です。小さいうちならラクにとれますし、一度引っこ抜いておくと、もしまた根を張ったとしても、あまり力を入れなくて済みます。

また、「雑草は常に排除、徹底的にとる!」と考えがちですが、そこまで神経質にならなくてもいいんです。<自然農法>といって、雑草を根こそぎとらずに、野菜の生長に影響するような大株になるチカラシバなどだけを刈りとる農法だってあるのです。

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MOA農場のにんじん畑。丈の高い葉っぱがにんじん、その間にある背の低い雑草がクローバーです。土がむき出しの通路より、クローバーが植わっている方が、見た目にも美しいですよね。踏みしめるのはちょっとカワイソウな気もしますが、そのままだとフワフワと大株になり、踏みしめると小さくキッチリ育ちます。

以前訪れた伊豆にあるMOAの農場では、にんじん畑の通路にわざわざ雑草(クローバー)を植えていました。クローバーはマメ科なので、土にチッ素を蓄えてくれ、害虫もにんじんではなくクローバーへ誘導される、というわけです。合理的でしょう? 私もさっそくクローバーの種を、わざわざ買いに行きました(笑)。

この時期、伸び続ける雑草の勢いに追いつけなくて、畑や園芸をやめてしまう人も多いそうですが、なにごともほどほどに。take it easy!で、気楽にやりましょう。

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まだ小さいうちに雑草を抜いたら、必ず<根を上にして>重ね、畑の隅にでも積み重ねておきましょう。

引っこ抜いた雑草は、根を上にして積み重ねておきます。よくゴミ袋に詰めて捨てている人をみかけますが、それはもったいない。敷き藁(わら)がわりにもなれば、堆肥(たいひ)にもなるのですから。

プロの農家にとっては目の敵の雑草ですが、せまい家庭菜園の畑で、目が届くようであれば、雑草も同居させておけばいいのです。

実際、私が市民菜園1年生のころ、とった雑草を処分せずに畑の隅に積み上げていたところ(単に捨てるのが面倒だったからなのですが)、それがミミズの温床となり、いい土に変わっていきました。

雑草をゴミとして捨てているようでは、マニュアルで頭が固くなっている証拠かもしれませんよ(笑)。

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この時期、大事なことは、トマトやきゅうりなどの苗の足元に、必ず敷き藁やビニールマルチをすること。地温を下げないことや、水分の蒸発を防ぐ効果があるのはもちろんですが、雨が降って、その土(泥)の跳ね返りで病気になることが多いのです。敷き藁は買うと高いですし、このごろはなかなか手に入りにくいので、刈りとった雑草たちで代用しましょう。

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雑草の土から上の部分をカットして敷き藁代わりに使います。雑草の根はそのままほったらかし。やがて腐ると空洞になり、空気を土へ送り込んでくれるのです。
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雑草の根が張ることで自然と土を耕してくれることになり、気がつけばフカフカのいい土になっていくんです。
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イネ科の雑草は、こまめに何度もカットすると、いつでも敷き藁代わりに使えて便利です。また、肥料を適度に吸い上げるので、緑肥(りょくひ)としても利用されます。土の肥料分の調整をしてくれるのだとか。穂はタネができる前に刈り取るようにしましょう。雑草のタネは決して畑にまき散らさないように気をつけてくださいね!

雨の季節は自然の種まきシーズン

梅雨というと、長雨、じとじと、蒸し暑い…など、あまりいいイメージはありませんよね。私も野菜を育てる前まではそうでした。

ところが、菜園を始めたある年のこと。畑に行きたいのに、雨の日が続いてなかなか出かけられませんでした。そのとき、雨を見ながらハタと気づいたのです。種まきの定義は、<芽がでるまでは乾かさないこと!>ですよね。雨が降っているということは、「種をまけ」ということだ! って。

春でも3月ぐらいでまだ霜の心配があるときは、きちんとポットまきで苗を作っておくことが大切ですが、梅雨の時期は温度といい湿り気といい、種まきに最適なのです。

実際、かぼちゃやとうもろこし、おくらなどの種は直播ができます。育苗の苦労いらずで、ああ、なんて楽チンなの〜! と、「直播の快感」にひたれるのも、梅雨のおかげ。

そういえば、この時期に田んぼに水を張るのも、雪解け水や自然の豊富な雨水を利用するってことだったのね…と、当たり前のことに気がついたりもするのでした。

     
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