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だいこんやかぼちゃのような「おなじみ野菜」とまではいきませんが、ジワジワと私たちの食生活に浸透しつつある野菜が、ズッキーニです。近ごろは、スーパーなどで1本100円程度の価格で売られていることもありますよね。高級食材を菜園で作っているつもりの私は、そのお値段を見るとちょっとガッカリしたりして……。でも、ズッキーニが市民権を得はじめたのはうれしい限り。思わず、「がんばれ〜!」と応援したくなります。

学名:Cucurbita pepo L.
英名:zucchini
和名:つるなしかぼちゃ
分類:ウリ科カボチャ属
原産地:アメリカ南部、メキシコ北部
→ズッキーニの和名は「つるなしかぼちゃ」。その名の通り、つるが伸びないので、ベランダでも育てられます。百日草(ジニア)といっしょに植えると、ウリハムシ予防に。ほかに相性がいいのは、マメ科の植物、とうもろこし、メロン、タイム、ナスタチウムなど。相性が悪いのは、じゃがいも、セージ。

ズッキーニはかぼちゃの一種。普通のかぼちゃは完熟した実を食べますが、ズッキーニは開花後約1週間ほどの未熟な実を若採りしていただきます。
はじめはついつい大きくなるまで育ててしまいがちですが、未熟なほどおいしいので、手のひらにおさまるぐらいの大きさのうちに収穫してください。
そのためには、遠くの畑で作らないことが大切です。毎日のように見に行ける、目のとどく距離で栽培しましょう。じゃがいも、ねぎ、にら、落花生などは、いったん植えてしまえばしばらくほったらかしでいいので(要所要所はおさえなければダメですが)、遠くの畑で育ててもいい野菜。ズッキーニは、これらとは対照的なのでご注意を。オクラもご近所向きの野菜です。

夏休みに高原の道の駅などに行くと、よくお化けのような巨大ズッキーニを売っています。日持ちはしますが、味は落ちていますし、すべて食べきるのも大変。ズッキーニにはカワイソウでも、未熟果をどんどん食べてしまうのがいちばんおいしいのです。
ズッキーニの花はしぼむとすぐに溶けてしまうため、花がついたままの雌株は、超高級スーパーにしかおいていない貴重品です。菜園で育てれば、そんな高級食材も思う存分楽しめますよ!


楽しいのは、その形や色。細長いヘチマ型ズッキーニは、一見きゅうりのよう。まぁるいラウンド型ズッキーニはメロンの子どもみたい。ほかに、ピタパン型やひょうたん型、つる首型、トロンボーン型などさまざまな形があります。色も黄色、オレンジ、緑、白、ツートーンカラー、しましまなど。つるつるお肌もちりめん状のお肌もあって、実に多種多彩。収穫カゴの中はおもちゃ箱のようで、思わずみんなに見せたくなります。

ズッキーニは、ペポ(pepo)カボチャ、サマー・スカッシュ(summer squashes)ともいいます。ほかに、Courgette、Marrowというのもペポカボチャのお仲間。茹でると糸状になるそうめんかぼちゃも、ペポカボチャです。
普通のかぼちゃは、ウインター・スカッシュ(winter squashes)ともいい、収穫時期は夏〜秋ですが、冬至のころまで保存がきき、また、そうすることで甘さやホクホク感が増します。

ズッキーニは涼しい気候が好きで、ムレるのが何より苦手です。ベランダで育てるなら、打ち水などでコンクリートの蓄熱をおさえ、エアコンの室外機の熱風が直接当たらないように気をつけましょう。

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