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育てる&食べる 野菜で元気!

はじめよう、キッチンガーデン!おいしい野菜のある暮らし 夏本番!畑も本番!! 〜畑で夏を思いっきり楽しみましょう〜

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毎年のことですが、この時期は、いつ梅雨が明けるかが気になるところ。梅雨が明けると、途端に気温がグーンと上がって、真夏日更新。最高気温が35度以上になると猛暑日というとか。地球温暖化で、暑い日が年々多くなっているような気がします。もはや植物にとっては冬ごしより夏ごしが問題です。

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7月の中旬〜下旬になると、トマトが収穫できるようになります。ズッキーニはそろそろおしまいでしょうか。写真手前の紫色の大きなアザミは「カールドン」といい、イタリアでは葉柄部分を食べます。花は食べられませんが、とってもキレイなので食卓へ飾ります

徐々に真夏の気温に慣らす

急に気温が上がると、温度差に弱い野菜や花たちにはダメージが大きいんです。そこで、半日陰にしたり、摘心して風通しをよくしたり、ワラをしいて地温が熱くなり過ぎないようにしたり…。ケアをしながら、徐々に真夏の気温に慣らしていってあげましょう。夜の温度が下がらないのもグッタリしてしまう原因に。これは植物も人間も同じですね。

とはいえ、植物の豊富な日本には、厳しい夏をこせるたくましい木々や草花もいっぱいあります。以前にもこのコラムで書きましたが、トマトやなす、すいか、オクラ、トウモロコシ…などなど、原産地が熱帯のものは、もちろん元気。むしろ本領発揮の季節です。

熱帯果樹を鉢植えで

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室内で育てているパハイヤの鉢植え。猛暑の真夏は、部屋に置いたままだと暑くなりすぎるので、一時的に外に“避難”させてあげます

わが家は南〜南西向きなので、夏は日当たりが「よすぎる」のが困りもの。そこで、室内に置く観葉植物は、パパイヤやグアバといった熱帯果樹にしました。ところが、熱帯果樹にくわしい尾崎章先生によると、パパイヤは40度でパタリと枯れてしまうのだそうです。留守中の窓辺はゆうに40度を超すでしょうから、「あらタイヘン!どうしましょう〜」というと、返ってきた答は「外に出しなさい」。なるほど、猛暑日でも38度ぐらい。室内よりは外のほうが涼しいというわけです。そういえば、パッションフルーツ(果物時計草)も、わが家は外に置き、冬でもOK。確実に都会は東南アジア化してきているようです。たまに降る雨も、夕立というよりスコールみたいですものね。

人間は熱中症に注意

さてさて、人間にとっての“真夏の心得”は、なんといっても熱中症に注意すること。収穫も作業も忙しいので、つい夢中になってしまいますが、水分をよくとって、ムリせず休み休みが大切です。

特に守りたいのは、温度調節のツボである首のうしろ。必ず襟のある服を着て、日に焼けないようにしましょう。私は、日本手ぬぐいを愛用しています。お洒落なタオルマフラーなども試しましたが、サイズといい使い勝手といい、日本手ぬぐいにかなうものはありません。保冷材を包んで首にまくと、ひんやりしてイイ感じ。かぶってよし、汗をふいてよし、収穫した野菜を包んでよし、と大活躍。このごろは野菜柄などかわいい柄もいっぱいあるので、集めるのも楽しい。両脇が縫っていないのは、イザというとき裂いて傷口に巻くためだとか。素朴な“ただの布”なのに、なんてエライんでしょう!

イラスト写真
首に巻いたり、汗をふいたり、日本手ぬぐいは畑仕事の必需品。ちょっと休憩したいときは、地面にしいて座ることもできます。万が一ケガをしたときは包帯代わりになりますし、とれた野菜を包んで運ぶことも。料理をするときにも1枚あると便利。写真は私の“野菜柄日本手ぬぐいコレクション”です

早起きは三文の徳

汗だくもイヤ、虫に刺されるのもイヤ、日に焼けるのもイヤ。じゃあどうして炎天下の畑に行くの? とよく聞かれます。それでも畑に行くのは、収穫も作業も大忙しだから。野菜は待ってはくれません。毎日ちょっとずつでも足を運ぶのが理想です。

三文の徳とはよくいったもので、早起きして涼しいうちに出かけると、朝だけの素敵な光景に出会えます。オクラ、チコリ、ズッキーニなど、朝しか咲かない花たちが迎えてくれ、夜露もしっとり残っていたりして、なんだかオアシスみたい。著書「キッチンガーデンはじめて12ヵ月」にも書いていますが、とっておきの空気の中に、“朝の妖精”がいるような気配を感じるのは私だけでしょうか? 朝8時ごろには、もう、サーッといなくなって現実の世界へ戻りますけれど。

そうそう、ベランダでキッチンガーデンを楽しんでいる方も、朝8時までにはその日の水やりを済ませてしまいましょう。できれば、水道からそのままではなく、寝る前に汲んでおいたひなた水をかけてあげるのが理想。カルキが抜けて植物にやさしいのです。

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お茶摘み用の「手甲付アームバンド」は、トマトのわき芽を摘んだり、ブルーベリーを摘むときに役立ちます。静岡県の道の駅などに行くと、手ごろな価格で売っています

ベランダや近くの畑なら夏の朝を満喫できますが、遠くの畑の場合は、どうしても到着が10時くらいになってしまいます。虫除けスプレーをひと浴びしたら、帽子、長袖、長ズボン着用で、靴下もズボンの上にして、完全防備。これで全身虫の入る隙間はありません。静岡で買ったお茶摘み用の「手甲付アームバンド」も重宝しています。

素材はやはり、綿か麻。このところ、UV加工のものも出回っていますが、通気性がイマイチで暑い。かといって、蚊帳のような網状のものは、日に焼けてしまいます。わが家では、オットのお古のワイシャツが大活躍です。夕方になるといくぶん涼しくはなりますが、今度はやぶ蚊が現れます。やはり早めの出陣がおすすめです。

思いっきり夏を楽しもう!

野菜生活が始まる前は、夏でもすぐには汗の出ない体質でした。でも今は、しっかり汗をかいて、上半期にカラダにたまった毒素(?)をきれいサッパリ流しています。冷房がきいた職場で夏を感じないまま終わってしまうと、下半期の体調がもうひとつ。日本人には、四季を感じて生きるDNAが備わっているのではないでしょうか。だから、夏はやっぱり思いっきり汗をかくのがいいみたいです。

そして、朝も夕方もシャワーでスッキリ。遠くの畑に行くには半日〜一日がかりなのですが、最近その近くにスーパー銭湯ができるようなので、ますます充実しそうな今年の夏です。

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