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育てる&食べる 野菜で元気!

はじめよう、キッチンガーデン!おいしい野菜のある暮らし 10月末〜11月のガーデン作業 エンドウ、ソラマメをまきましょう

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秋のアブラナ科などの種まきシーズンはほぼ終了してしまいました。これからの時期、いちばん遅くまでまくことができるのは、エンドウやソラマメなどのマメ類。

エンドウ(スナップエンドウ、グリーンピース、サヤエンドウなど)は、地域によっては春先にまくこともできますが、秋に種をまいて、15センチほどの高さで冬を越し、春を迎えるほうが丈夫で立派に育ち、収穫量も多くなります。

また、ソラマメは、冬の寒さを経験しないとダメなので、種まきができるのは今、この時期だけなのです。来春のマメ三昧(ざんまい)を夢見て、種をまいてみませんか?

イラスト

マメというのは、いわば大きな種です。ただし、割合からすると高価なので、<芽だし>の作業を行います。まず、湿ったペーパータオルなどの上において、十分水をふくませ、1〜3日たったころ、根が出る気配を感じたものだけをそっと土にまきます。

畑やプランターに直接まいてもいいのですが、イチバンの敵は鳥です。ぷっくりと芽が出てきたころ、モヤシの頭状のやわらかいマメが最もおいしいと、鳥たちも知っているのですね。本葉が出てきて安定するぐらいまでは、しばらくポットで育て、目の届く範囲で監視してから、畑やプランターにデビューさせたほうがいいでしょう。

写真
イラスト
ソラマメは粒が大きくてまきやすく、発芽率もよい。ただし、割高なので紙のポットに1粒ずつ、ていねいにまきます。写真はちょうど本葉が出たぐらいで、そろそろ定植かな…というころです。これくらいまで育てば、鳥の被害にもあわずに済みます。幼苗のときに、早めに外の寒さにあわせておくことも重要。

マメ科の植物は移植を嫌うので、根をいじらないように、そっとそっと植えてください。私はいつも紙製のポットを使って、そのまま埋めれば土に帰っていくような工夫をしています。

マメの種袋には、ピンクや緑色をした種が入っていることがあります。これは病気よけの薬剤でコーティングされたもの。手でさわったら、念のため、しっかり洗うようにしましょう。

自然と暮らしの暦

【11月〜霜月(しもつき)】「しもつき」の由来は、『奥義抄』に「十一月に霜しきりにふるゆえに、霜降月(しもふりつき)というを誤れり」からが定説となっている。別名:仲冬、神帰月、達月、子月、復月、雪見月、神楽月、短至など

11月3日 楓蔦黄 もみじつたきばむ
(または、「ふうかつきなり」)
カエデやツタの葉が色付きはじめるころ
文化の日 ぶんかのひ  
11月8日 立冬 りっとう この日より冬、日あしも目立って短くなる
11月9日 山茶始開 さんちゃはじめてひらく ツバキ(サザンカの説もあり)の花が咲きはじめるころ
11月10日 ●朔 さく 新月
11月13日 地始凍 ちはじめてこおる 寒さで大地が凍りはじめるころ
11月18日 金盞香 きんせんこうばし スイセン(キンセンカの説もあり)の花が、咲き始めるころ
11月23日 小雪 しょうせつ 冬も進み、北国より冬の便りが聞かれるころ
勤労感謝の日 きんろうかんしゃのひ  
11月24日 ○望 もち 満月
虹蔵不見 にじかくれてみえず 陰気が盛んになり虹が現れなくなるころ
11月28日 朔風払葉 さくふうをはらう 冷たい北風が木の葉を散らすころ

いま、ガーデンでは

11月の種まき
上旬 ラディシュ・小かぶ・小松菜・からし菜・高菜・ほうれんそう・ビタミン菜・タイサイ・大麦・小麦・ライ麦
中旬 えんどう・ほうれんそう・小かぶ・ライ麦
下旬 えんどう・ライ麦

プロフィール

御倉 多公子(おんくら・たきこ)さんの写真

御倉 多公子(おんくら・たきこ)

園芸研究家。RHSJ(英国王立園芸協会日本支部)キッチンガーデンクラブ世話人代表。グリーンアドバイザー神奈川理事。NPO法人野菜と文化のフォーラム理事。園芸歴18年。自宅ベランダと菜園で野菜づくりに取り組み、トマトだけでも300種類以上。野菜づくりの場をガーデンとして、そのデザインや栽培、収穫を楽しみ、そのおもしろさを伝えたいと活動している。

カルチャーセンター講師、雑誌などで活躍中。

著書:「キッチンガーデンはじめて12ヵ月」(誠文堂新光社)

監修:「おうちで野菜作り」(日経BP)

(更新日:2007年10月25日)

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