

グッドデザイン賞(Gマーク)は1957年、通商産業省により設立された「グッドデザイン商品選定制度」として始まりました。戦後も一段落した当時、日本商品による海外商品の模倣(もほう)問題が起こり、対応策のひとつとして、「Gマーク制度」がスタートしました。デザインという言葉がほとんど一般に知られていない時代でしたが、資源を持たない日本にとって、デザインこそがもっとも重要な輸出資源であり、日本の文化に誇りを持とうという強い意志の現れでもありました。
創設7年目の1963年から、Gマークは公募形式へ移行。1967年、審査に品質検査基準を設けてから、質の高い商品を示すジャパン・スタンダードの時代を迎えます。1980年には、「グッドデザイン大賞」「部門賞」などの特別賞(アワード)が新設され、長く愛されている商品に贈る「ロングライフデザイン賞」も加わりました。 90年代には、日本のデザインがさらに国際水準をリードするべく、使う人と使う環境との相互作用性に配慮して快適性を実現した「インタラクションデザイン」、誰にとっても使いやすい「ユニバーサルデザイン」、地球環境を考慮した「エコロジーデザイン」という特別賞が設定されます。1998年、Gマークは民営化され、日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」へと生まれ変わりました。
創設50周年、時代の文化を創(つく)ってきた受賞作品は3万2千点以上に達しています。半世紀を迎えた今こそ、日本産業の基幹としてあらためてデザインが注目されています。
編集協力:財団法人日本産業デザイン振興会
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