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一本一本手作りのカスタムナイフは、知る人ぞ知るコレクターズアイテム。
一切無駄のない、プラスマイナスゼロのフォルムを持つ、
もっともシンプルな道具だからこそ、世界中の男たちを魅了する。
そこで、世界的なナイフメーカーの指導のもと、
自分の手でカスタムナイフを作り上げる講座を訪問。ナイフの魅力に迫る。

相田義人先生
(あいだ・よしひと)
世界でもトップクラスのカスタムナイフメーカー。1977年に渡米し、近代カスタムナイフの巨匠、R.W.ラブレス氏に師事。世界で唯一、ラブレスと同じ「RIVERSIDE WEST」の刻印を許された真の継承者。相田さんのナイフは手にするまで3〜6カ月かかると言われるほど、国内外にファンが多い。惜しみなく自らの工法を公開し、日本のナイフメーキングの質の向上をはかっている。


山本篤志さん
(やまもと・あつし 49歳)
大学卒業後、役者を目指して俳優養成スクールに進むものの、学生時代からアルバイトを続けていた建築装飾制作が本業に。以前から日本刀やナイフの持つ美しさにひかれて、文献やWebサイトの渉猟を重ねてきた。ナイフへの愛着はなかなか妻や子供たちからは理解してもらえないそうだが、今回は片道2時間かけて、週末2回、計4日間、相田先生の講座に通った。


山本さんは以前からカスタムナイフの専門誌などで、相田先生作のナイフの写真をいつもほれぼれと眺めていた。そのため、インターネットで相田先生についてまめに検索していたところ、偶然、講座開催の情報を得たそうだ。
「カスタムナイフに興味のない人にはわからないかもしれませんが、相田先生から直接教えてもらえるなんて、またとないチャンス。憧(あこが)れの人と会えるだけでもドキドキするのに、手ほどきを受けられるとあって、即、講座を申し込みました」
カスタムナイフとは、工業製品として大量生産するのはなく、一本一本手作り上げるナイフで、ナイフメーカー(ナイフ職人)の知識や経験や技術、さらにはナイフメーキングの哲学が如実に表れる。ハンティング、フィッシング、キャンピングなどの用途別のアウトドアで使用するものが多く、カスタムナイフの「用の美」は世界の男たちを魅了し、コレクターズアイテムのひとつになっている。
近代カスタムナイフの最大の巨人はR.W.ラブレス氏で、今回指導する相田先生の師匠。また、日本のカスタムナイフメーキングの技術向上のため、カスタムナイフメーカーやショップ、コレクターなどで構成される非営利団体「ジャパンナイフギルド(JKG)」の創設にも尽力した。
カスタムナイフについてさらに知りたい人は、第27回JKGナイフショーを見学してみるといい。
相田先生の工房には、カスタムナイフ作りに必要な材料、工具がすべてそろっている。受講生が用意しておいたほうがいいのは、どんなナイフを作りたいかのイメージ。スケッチを持っていくのもよし、カスタムナイフの専門誌などを持っていってもよい。また、金属を削り、細かい作業が多いので、できれば目を保護するめがねを持っていこう。相田先生の工房に1日こもることになるので、昼食は各自持参。





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