祭り太鼓を聞くと、軽い興奮を覚えることはないだろうか。
和太鼓のリズムは日本人の体に染みついたリズム。
だから、しばらく忘れていた祖先から受け継いできた血をたぎらせるのだ。
思い切りバチを振って、原初のリズムに身をゆだねよう。

小笠原めぐみさん
(おがさわら・めぐみ)
日本を代表する太鼓パフォーマンス集団「鼓童」の研修生として、2年間、和太鼓に集中した後、太鼓センター指導者養成コースで指導力を磨く。保健体育の教師経験で培った高い指導力と、和太鼓の技だけでなく、健康や運動エクササイズの面でのアドバイスも大好評。


新井恵司さん
(あらい・けいじ 55歳)
地元浅草でカラオケスナック「ちゃま」を経営。20年近くバンドでドラマーをつとめていて、娘3人が子どものころからお囃子(はやし)を習い、三社祭などで披露するという音楽一家。昨年から和太鼓教室に通い始め、ドラムとは違う和太鼓の魅力を発見した。


「以前、結婚式の披露宴、和太鼓の演奏を目の前で観(み)たことがあったんです。すごく感動して、自分もやりたいと思ったんですが、どこで習えるかわからない。それで、のびのびになっていたら、ある日、新聞の折り込みチラシで和太鼓の体験教室の案内が入っていたんですよ。早速、顔を出してみたら、面白いんですよ、コレが。腹に響く音とリズムといい、バチを通して伝わってくる感触といい、太鼓をたたくと気分爽快(そうかい)。それで、すぐに申し込みました」
新井さんの3人のお嬢さんは小さいころからお囃子を習っており、地元の三社祭や鳥越神社でも披露。自身はバンドのドラマーなので洋楽器一辺倒だったが、和太鼓教室に通って、邦楽の魅力を発見した。
「90分のレッスンを終えた後は、全身汗びっしょり。運動不足解消にもなって、週に一度のレッスンが楽しみになっています」
太鼓は教室に完備。自分が持参するのは、バチだけでOKだが、レッスン終了後は汗だくになるので着替えを持っていったほうがいい。更衣室があるので、仕事帰りによったときも、動きやすい格好に着替えられる。今回取材した東京・浅草の太鼓センターの教室には、完全防音の3つのスタジオがあり、どちらもひのきの床で太鼓の音がいい感じに響く設計されている。
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