太鼓は本来、楽譜はない。「ドンドコドコドコ」など、口唱和(くちしょうわ)で伝えられていく。一度では覚えきれないので、発表会の演目は16〜32小節ずつ、レッスンごとに積み重ねていく。ちなみに、このレッスンで口唱和されるのは「ドン」「ドコ」「カカ(縁をたたく)」「デン」の4つのみ。四分音符と八分音符の単純な組み合わせなのに、大きなうねりになって感情をゆさぶる。
4小節分のフレーズを繰り返し練習し、音が合うと次のフレーズに。だんだんと長いフレーズになってくると、生徒たちはさらに白熱。教室の空気までが熱くなったようだ。
「太鼓は音だけじゃないですよ! いかに自分を舞台で大きくみせるかが大事ですよ!」
先生が周囲のスペースをいっぱいに使ってのたたき方のお手本を見せる。すると、生徒全員がひとまわり大きく見えるようになった。けれど、その瞬間、リズムに乱れが…。
「顔でがんばっちゃだめですよ! 体全身でがんばらないと!」と、檄(げき)が飛ぶ。
ドンドコドコドコ、ドンドコドコドコ、ドコンコ、ドコンコ……。汗だくになりながら、練習はさらに熱を帯びていった。
レッスンを終えると、実に気分爽快! 普段の生活で、腕を思いっきり振り下ろして、何かをたたくという動作はないじゃないですか。それが音になって響いて、しかも仲間の音と一つになっていく。気持ちいいにきまっていますよね。それに、太鼓のレッスンは体にもいいみたいで、背中や腰の疲れが軽くなりました。かなり筋肉を使うので、体力と筋力アップにもつながっているようです。
上達したら、うちのバンドとのコラボレーションでコンサートを開いてみたいですね。ロックと邦楽の組み合わせなんて、面白いじゃないですか。

太鼓を含めた打楽器は、音楽の中でももっとも原初的な楽器ですから、どんな方でも打楽器が生み出すリズムに魂をゆさぶられると思います。特に和太鼓は体全身を使いますから、体と心の両方がすっきりするのではないでしょうか。
誰でもバチを持てば音が出せて、一緒に打ち鳴らせるのが太鼓のいいところ。けれど、太鼓は単純なようで、単純ではありません。それぞれの太鼓の音を、ひとつの音にするのはすごく難しいけれど、ぴったり合った時は感動ものです。だから、太鼓は仲間とやるから楽しい。年1回、東京・代々木の日本青年館での発表会を開いていて、一度、人前でのパフォーマンスを披露して、さらにハマる人が多いんです(笑)。
音楽性とスポーツ性とエンターテインメント性、この3つを備えているのが和太鼓です。
太鼓センター
お問合せ先:03-5824-0210
http://www.taiko-center.co.jp/index2.html
| ビギナーズ | 1万円〜(月3回) |
| ビギナーズ体験教室 | 1500円(1回、参加者にはバチをプレゼント) |
| 初級 | 1万円〜(月3回) |
※1回90分
入会金1万円
教材費5千円(バチ2種、バチ袋、教則本)
東京は今回取材した浅草と新宿で開催。そのほか京都と大阪にも教室がある。また、2007年4月には青山教室をオープン予定。
(更新日:2007年01月04日)
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