「袴の前紐は背中の帯の上で交差して前に持ってくる。それを後ろに回して蝶結びに。腰板を帯にのせて、後ろ紐を前に持ってきます。今日はまず駒結びをやってみましょう」
まるで呪文(じゅもん)のように聞き慣れない言葉と動作が続くけれど、何回も試していくうちに、きものはいたって合理的な衣装であり、無駄がないことがわかってくる。紐や帯で、身のこなしの要となる腰を自然と意識するようになるので、見た目だけでなく、動作も堂々としたものになっていくから不思議だ。


今日の袴姿は、腰に意識がいくからか自然と背筋がのびて、なんだか気持ちが清々しくなりました。きものを着始めて気付いたことは、実に快適な装いだということ。予想以上に暖かいし、動きやすい。腰が安定するせいか、歩いていても疲れにくいし、日本人が長い間着てきただけあって、完成度の高い装いですね。
習い始めてから、ひんぱんにきものを着るようになりました。今となっては、なぜもっと早く着なかったんだろうと思うほどです。妻や娘から「お父さん、きまっているわよ」と、ほめられたのもうれしいですねぇ。確かに、きものを着ると、男ぶりがよくなるような気がします。
それと、教室のいいところは新しい仲間が増えること。正月はみんなで思い思いのきものを着て、新年会。これがまた楽しいんですよ。
普段着のきものはコーディネートが自由自在。スーツにせよ、カジュアルな装いにせよ、洋装にはあれこれルールがありますが、和服は自由な発想で着ればいいです。それに着こなしも難しく考えない。着慣れていくうちに、だんだん装いがきまるようになってきますから。40代、50代が男前を上げようとするなら、きものがおすすめ。着ている人が少ない分、注目を浴びるし、風格がでるじゃないですか。
それに、例外なく言えることは、きものを着始めると姿勢がよくなるということです。帯を締める位置が臍下丹田(せいかたんでん)ですから、この位置を中心に体を動かすようになり、なめらかな動作かつ美しい姿勢を保てるんです。私自身、洋服を着ていたときは腰痛に悩まされていたのですが、きものを着始めていつの間にか治ってしまいました。それだけ日本人に合った装いなんですね。
たんす屋 男の着付け教室
お問合せ先:小袖道場たんす屋 03-3498-7772
浅井さんが参加した講座
(更新日:2007年02月21日)
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