永井さんが講習会で一番楽しみにしていたのが、日本酒テイスティング。1人に4つずつテイスティンググラスが配られ、会場全体に酒の香りがただよった。
「普段、あまり日本酒を飲まないので、どんな味の違いあるのかピンとこないんです。飲み比べると、自分好みの酒が見つかりそうですよね」と、永井さん。
講師は「料理の鉄人」のワインアドバイザーを務めた、ソムリエ・広瀬一峰さんと、末廣酒造製造部長の金谷さん。
「お酒の官能評価をするのがテイスティング。お酒の色を見て(視覚)、香りを確かめ(嗅覚)、味わい(味覚)、手で触って温度を確かめ(触覚)、好き嫌いではなく公正かつ客観的にお酒を判断します」と、永井さん。
4つのグラスに注がれているのは、「薫酒(くんしゅ)」「爽酒(そうしゅ)」「醇酒(じゅんしゅ)」「熟酒(じゅくしゅ)」の4つのタイプ。「薫酒」は大吟醸や吟醸など香り高く、冷やして飲むとおいしい酒。「爽酒」は軽快でなめらかな生酒や本醸造できんと冷やして飲むといい。「醇酒」は特別純米や山廃仕込みなどコクのある酒で最もお燗(かん)に向く。「熟酒」は何年も寝かした古酒のこと。テイスティングをすると、はっきりと違いがわかる。
お酒によって、こんなに味が違うなんて思いもしませんでした。ニューヨークやハリウッドで日本酒が大ブームになっている理由がよくわかります。米と水と酵母だけの力で、こんなに味のバリエーションが生み出されるなんて驚きです。実は、これまではモルトウィスキー一辺倒だったのですが、これからはもっと日本酒を楽しんでみたい。海外の人たちにもお酒の良さを広めていきたいと思いました。

きき酒師講習会
お問合せ先:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会 03-5390-0715
http://www.fbo.co.jp/modules/t1/content/index.php?id=57
今後の講習会日程
(更新日:2007年03月07日)
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