
「チューリップは、私の大好きな花なんですよ」と、快活に話ながらデモンストレーションを始める先生。チューリップの特徴のある葉を折り曲げて、思ってもみなかった形を作っていく。
「こうやって何輪も生ける方法もありますが、一輪だけピンと立ててみるのもいいでしょう?」
あっという間に次ぎの作品を生ける先生。一番右側の葉を下に曲げることで、水盤からあふれる桜とのバランスが絶妙に。
先生のデモンストレーションは美しいバランスを体感するだけでなく、表現方法の引き出しを増やし、また花の知識も豊富になる。必ず何か「お土産」を持って帰ることができるのも、篠崎先生の授業の魅力だ。

今回はあえて難しい器を選んだので、最後の最後までバランスをみながら葉の数、首の長さと向きを調整しました。そうやって、あれこれ考えながら花をいじっているときが一番楽しいんですよ。いじりながらアイデアが浮かんでくるし、自分でも考えもしなかった形に仕上がっていくんです。草月流は本当に自由な表現ができる流派なので、のびやかに自分らしさを出せています。でも、会社から教室までの20分間で気分が切り替わっていくとうまくいくんですが、切り替えられないと花がうまく入らない。不思議です。
花を生けるようになって、プライベートにも変化が生じています。毎年、草月流東京西支部では、秋に昭和記念公園の剪定(せんてい)・伐採した木を使って、3メートルにもなる大きなオブジェをボランティアで作成しています。春夏秋冬合わせて、自宅で花を生けるようにもなりました。自宅近くの行きつけの料理店には正月花を生けています。花を通して、これまでとは違う、人とのつながりも増えました。
生け花をしていて何が楽しいって、美しい、そして生きている花を相手にしているので、ものすごく元気になれるんです。想像つかないようだったら、一度、花を手にしてみてください。本当にとても大きなエネルギーを与えてくれるんですよ。
この教室で指導していて楽しいのは、生徒さんの生ける花が変わっていくと同時に、ご本人も変わっていくこと。花を触ることで、きっと何かが解放されるのでしょうね。だんだんと生ける人の性格や気持ちが手に取るようにわかるんです。それが個性。
草月流は自由を尊ぶ流派。枠にはめこまず、一人ひとりの個性を尊重した生け花を大事にしています。花という身近な自然の素材で、自分らしさを表現するのはとても素晴らしいこと。「生け花」という先入観を取り去って、軽やかな気持ちで花と接する男性がもっと増えることを願っています。
篠崎先生の個人教室案内:http://www.sogetsu.or.jp/n_class/class.php?class_cd=41
いけばな草月流 本部教室
お問合せ先:03-3408-1209
http://www.sogetsu.or.jp/n_class/index3.html
利田さんが参加しているコース
| 東 京 | : | 男性のためのいけばな教室 |
| 開講日 | : | 第1・2・4金曜日(都合により変更することがあります) |
| 時 間 | : | 18:00〜20:30 |
| 入会金 | : | 1万500円 |
| 受講料 | : | 1万500円(月3回、花材費別) |
| ※体験レッスン歓迎 1回3150円 | ||
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草月いけばな展 −未来への光−
(更新日:2007年03月22日)
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