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大人のお稽古

本物の鳥そのものの姿をうつす バードカービングを習う 自然とのつながりを感じるクラフト

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いよいよ講座がスタート!

出来上がりをイメージしながら
アカゲラの下塗りを薄く何回も重ねる

黒澤さんが制作中なのはアカゲラ。キツツキ科の野鳥で、雄は頭の後と下腹部が赤いのが特長だ。ボディは出来上がり、アクリル絵の具での彩色の段階に入った。薄く青みがかった白い絵の具を全体に塗り、その上にアカゲラの特長である赤色を置いていく。

使っているのはアクリル絵の具専用の筆。水盤の縁で、毛先を平たくそろえ、狭いほうを使って微細に羽毛(うもう)の流れなどを表現していく。

黒澤さんコメント

アカゲラは生で見たことがないので、野鳥図鑑を見ながら色をつけています。光や印刷の加減で、別な色味に見えるから迷ってしまう。でも、いろいろな資料をあたって時間をかけて、本物に近づけていくのが楽しかったりするんですよ。

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マンツーマンで丁寧に指導してくれるから
知りたいことやテクニックを我が物にできる

水上先生の講義スタイルは、生徒たちのペースにゆだねている。生徒は講座の間、1人1台使える作業台で好きな野鳥を自分のペースで制作し、順番に先生がまわって指導。

黒澤さんは、アカゲラの羽根にある黒と白の模様をどう描いたらいいかを質問。下地の白よりも少しグレーがかった色で黒の部分を塗る方法を教えてもらった。

「鉛筆で枠取りをすると、最後まで鉛筆の線が消えずに見えてしまうので、絵の具で塗る場所がわかるようにしておくといいですね」

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また、黒の位置をどう決めたらいいかもあわせて聞くと、すかさず答えが返ってくる。

「白いところは光の感じをつかんで、より立体感を出していきましょう。そうそう、小指を立てて本体にあて、手を固定しているのがいいですね。そうすると安定するので、正確な彩色ができます」

マンツーマンだから筆の使い方一つまで、丁寧に教わることができるのだ。

黒澤さんコメント

角材を削り出すところから、先生お手製のテキスト…設計図のようなものですね、それを見ながら制作しています。どの過程でもそうなのですが、先生の野鳥の知識の豊富さには脱帽。自分ももっと野鳥のことが知りたいと思うようになりました。

同じ講座の仲間たち

道具や展覧会の情報交換など
講座の間も仲間たちと自由に交流

黒澤さんはアカゲラの彩色をする段階だが、クラスの仲間たちのステップはそれぞれ違う。

金子克さん(写真左)は猛禽(もうきん)類の羽根を一本一本グラインダーで削っている。小松順子さんはカワセミの彩色中。黒澤さんはプラスチックから自分でつくった川魚を見せて、「カワセミが魚をくわえているのもいいんじゃないかな?」とアドバイス(写真中央)。最長老の小川清一郎さんは、つがいのメジロを制作中。みんな自然好き、野鳥好きなので、講座の合間に情報交換をしていた(写真右)。

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