舞台芸術の最高峰といえば、クラシックバレエ。
その華やかで芸術性にあふれる舞台に一度は憧れた人も多いのではなかろうか。
「まったくの初心者の大人は始められないのでは…」と、不安を感じることはない。
今まで数多くのバレリーナを育成してきた松山バレエ学校では、大人向けレッスンを毎日開講。
大人になってからバレエを始めた20代から70代が熱心にレッスンに参加している。

境久美先生
(さかい・くみ)
8歳からバレエを始める。上京し、松山バレエ学校を経て、松山バレエ団に入団。同団の公演「ジゼル」や「眠りの森の美女」など多数出演。初心者でも踊る喜びを感じられ、バレエがより身近になる指導に定評がある。

鈴木彩先生
(すずき・あや)
3歳で松山バレエ学校に入学。卒業後、松山バレエ団に入団。「先輩たちのように踊りたい一心で、今まで続けてきました。生徒のみなさんにも、昨日できなかったことが、今日できるようになる喜びを伝えていきたいです」

末口静枝さん
(すえぐち・しずえ 50歳)
5年前に松山バレエ学校の大人向けコース、L・G(レディース&ジェントルマン)クラスに入り、週3〜4回は仕事の合間を縫って1時間半のレッスンを受けている。今は8月4日の発表会に向けて、居残りで猛練習を重ねている。

8月4日の松山バレエ学校の発表会で着る衣装が届き、ますます練習に熱が入る末口さん(左から3番目)


「これまでずっと働き詰めの毎日でした。そういう私を見て、母は心配になったんでしょうね。何か運動を始めてみれば…と勧められたのが、バレエだったんです」
末口さんのオフィスは渋谷にあるため、南青山の松山バレエ学校には通いやすい。以前から、バレエに興味があったこともあり、今から5年前、45歳のときに本校を訪ねた。
「まるでヨーロッパに来たかのような白亜の建物だったので、門をくぐるのに緊張しました。けれど、見学に行ってみると先生方が温かく迎えてくださったんです。また、私と同じ年代の方が習っている姿を見て、挑戦しようと決めました」
末口さんが参加するL・Gクラスの生徒の年齢は幅広く、20代から70代までがレッスンを受けている。
「以前、バレエを習っていた人だけでなく、私のようなまったくの初心者から始めた方がたくさんいらっしゃいました。その点も心強かったですね」
松山バレエ団と松山バレエ学校とは?
世界のプリマ・森下洋子氏が団長を務める名門バレエ団
1948年創立以来、日本のバレエシーンをリードしてきた名門・松山バレエ団。現団長の森下洋子氏は、1974年に夫であり、現在、総代表の清水哲太郎氏とヴァルナ国際コンクールに出場し金賞を受賞。その後も数々の賞を受賞を重ね、各国のコンクールの審査員なども務める。59歳になる今でも世界的なバレリーナとして活躍しながら、後進の育成に力を注いでいる。この松山バレエ団の育成機関が松山バレエ学校。所属する生徒・研究生は2500名を超え、現役団員やベテラン講師が指導し、名実ともに日本トップクラスのバレエ学校である。


バレエのレッスンではレオタードを着用。それにふわふわとした巻きスカートを合わせたり、薄手のニットジャケットを羽織ったり、ウエアのコーディネートを楽しめるのも魅力。初心者はバレエシューズからスタート。トウシューズは体を支える筋力とバランス、それに強い足首ができあがってからになる。

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