ウクレレ教室のレッスン時間は全部で60分。最初の15分は「ドレミファソラシド…」を繰り返す、運指の練習だ。基礎練習をしっかり行うことが、結局は上達の早道なのだ。
「四分音符の次は、倍の拍数、八分音符をやってみましょう」と先生。リズムボックスが打ち出す拍に合わせての運指は、正確な音を出すことを学びながら、リズムに合わせて演奏できるようになるためのトレーニングでもある。
運指の次はリズムをきちんと刻めるようになるためのトレーニング。テキストには10個のリズムパターンが載っており、15分かけて順番に練習していく。
「ジャンジャカジャカジャカ、ジャンジャカジャカジャカ」とリズムを口ずさみながら指導する先生。これならば、譜面を読むのが苦手な初心者でも、どういうリズムを刻めばいいのかを体で感じることができる。
「もう少し力を抜いて、高い弦しかひかないくらいの気持ちで弦をはじいてみましょう。あまり力を入れすぎると、ウクレレらしい音になりませんからね」
かき鳴らし方も力の入れ方、どの弦を強くはじくかなど、いろいろ試していくうちに、気持ちのよい音色が見つかる。
河中さんコメント
拍には表と裏があって、裏拍が取れると「音楽を奏でているなぁ」という気持ちになれて、楽しいんですね。ウクレレはナイロン弦で包み込んでくれるような優しい音を出す楽器なので、万人が楽しめると思いますよ。
30〜40分ほど運指、リズムと基礎練習をした後は、いよいよハワイアンを1曲マスターするパートに進む。河中さんたちが今取り組んでいるのは、ハワイ民謡の「コヒ・ルア・コロ・エハ」。中盤の三連符が続く部分が難所だ。
「タバタ、タバタ、タバタ…」と口ずさみながら、三連符の部分を何度も繰り返す。生徒3人とも、最初はメロディーにどうにか指を追いつかせることで精いっぱいだったが、だんだんと呼吸があってきて、音が一つにまとまってきた。仲間と一緒に演奏する喜びを感じる一瞬だ。
河中さんコメント
自分が上達している実感を味わえるから、難しいところを練習するのが一番好きですね。先生はわかりやすいレッスンをしてくれるけれど、細かいところをおざなりにしないので信頼できるんです。
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河中さんコメント
基礎を大事にするレッスンはありがたいですね。何でもそうですが、上達するには最初の3カ月から半年、徹底的に基礎を学ぶことが重要だと思います。自宅でも毎日15分は欠かさず、基礎練習をしています。1日でもさぼると、指が動かなくなるんですよ。