今回は六本木ヒルズと隣接する麻布十番をタウンウオッチング。現代アートのオブジェがあちこちにあるが、その一番の目玉である「ママン」の前に午前11時に集合した。
全員が集まると、インカム(小型レシーバー)が配られる。これを耳に掛けておけば、肉声が届かない距離でも先生の解説がクリアに聞こえるという便利アイテムなのだ。さっそく耳にかけると、先生の解説が聞こえてきた。
「蜘蛛の像であるママンのお尻を見てください。卵を抱えているでしょう? これは新しい文化を産み出すというメッセージが表現されているのです」と、先生。
「なるほど〜」という、参加者からの声で本日のタウンウオッチング講座がスタート。
六本木ヒルズはいくつもの棟がある。先生は効率よく案内し、それぞれがどんな役割をになっているか、店舗の特徴などをわかりやすく解説していく。
メトロハットではオーガニックのファストフードや新タイプの回転すし、WESTWALKではグランドキャニオンをモチーフにしたパブリックスペースなどを見学。移動の間も、先生は大型商業施設の秘密を解き明かしていく。
「こういう施設の空調は床にあるんです。この孔に手をかざしてみてください。空気が出ているのがわかりますよ」
豊島さんの興味をひいたのは「BALS」の香りのコーナー。チャールズ皇太子やチャーチル英国首相が愛用したという「ペンハリガン」のオーデコロンをいくつか試してみる。理容店経営という職業柄、香りがお客さまに与える効果に興味津々だった。

豊島さんコメント
空調が床にあるなんて、驚きですね。アートには興味があるのですが、六本木ヒルズの中にある現代アートや建築デザインは先生からの説明でようやく意味がわかりました。
六本木ヒルズに隣接する麻布十番。六本木ヒルズとは雰囲気が一転して、老舗が連なる商店街があり、下町と山の手の雰囲気が共存しているところが興味深い。
「ここが『およげ!たいやきくん』のモデルになった浪花屋です。こういう古い店が麻布十番には残っていますね」と、老舗のエピソードを次々と紹介する先生。こういう情報が街歩きを面白くするのだ。

その後、有名な童謡「赤い靴」のモデルになった「きみちゃん像」を見学。つい見逃してしまうほどの小ささに参加者はみな意外だったようだ。
→麻布十番の中心のランドマークの公園「パティオ十番」の片隅にたたずむ「きみちゃん像」
豊島さんコメント
六本木ヒルズから数分歩いただけで、こんなに街の雰囲気が変わるんですね。彫刻が好きなのですが、「きみちゃん像」は子どもらしさが感じられず、ちょっとがっかりしました。

講座の間には要所要所で自由行動となる。昼食時間も約2時間とり、六本木ヒルズ内の行きたいレストランにそれぞれ散っていった。後半の麻布十番でも、お土産調達の店や時間を先生が用意してくれている。万華鏡専門店「カレイドスコープ昔館」は路地裏にあるため、初めて麻布十番を訪ねた人には、まず見つけられない隠れ家的ショップだ。
店内には全世界から集められた万華鏡がところ狭しと並べられており、豊島さんも真剣に仲間と一緒に品定めしていた。
豊島さんコメント
普段はでかけない場所で、お土産を買って帰れるのもタウンウオッチング講座のいいところです。パンが好きなので、先生からおいしいベーカリーも紹介してもらい、移動の間の時間をぬってお土産を入手しました。

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豊島さんコメント
六本木ヒルズは大規模商業施設なので、自分一人ではどこが見どころなのかがわかりません。先生の解説があるから、デザインやテナント施設の選択などの極意がわかるんです。