毛利さんが参加するJSL初級(Japanese Sign Language)クラスは、日本語対応手話を学習した人を対象に、日本手話の基礎を学ぶ講座。そのときどきに話題になったニュースや身近な出来事について話したり、絵の内容を説明したりする練習を行う。「毎週、何を聞かれても答えられるようにと、いろんなことにアンテナを張って情報収集するようになりました」と毛利さん。話題は、最近の事件や子ども時代の思い出話など様々。会話が広がるたびに、新しい単語や表現を身につけていく。
続いて、描かれた絵を見てその状況を説明する練習。「ジュースを飲もうと思ったら残っていなくて子どもはがっかりした」と言葉でなら簡単に説明できるが、いざ手話でイメージして伝えようとすると、なかなか思うように表すことができない。
「ジュースが無くなったという表現のときは、手の動きだけでなく、口の動きは『パッ』となります。手話は、手や指の動きだけで表すのではなく、口や目の動き表情が手話における文法的要素を果たしています。例えば、『わたしはおなかがいっぱいで満足です』と手話で表したとき、満腹で満足した表情をしていなければ、どれくらい満腹か、どれくらい満足したのかが、ろう者には伝わりません」と海野先生がアドバイス。
「指先までのこまやかな動き、パッと口を開くなど、自分では気がつかない細かいところまで丁寧に指導してくれる。悩んで表現した手話が伝わり、先生にOKをもらえるとやっぱりうれしいですね」と毛利さん。
毛利さんコメント
絵を説明するときは、物の位置関係や状況をイメージと共にどう説明したら相手に伝わるのかなと、毎回悩みます。今はまだ、頭で考えたことが手や指に伝え切れていない状況。もっと練習して、少しでもネイティブに近づけるようになりたいです。
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毛利さんコメント
日本語のテキストがあると、手話を日本語に訳そうとしてしまう。けれど、手話は視覚言語。見たままを素直に受け止め、日本語で複雑に考えずに手話として伝えられるようにと心がけています。