島に打ち寄せる波や豊かな自然を針と糸でつづったハワイアンキルト。
大胆かつ独創的なデザインや色使いで、手芸ファン以外からも人気が高まっている。
そこで、本場ハワイでインストラクターの資格を取得した先生が教える教室を訪ねた。

大塚貴代先生
(おおつか・きよ)
学生時代に初めて訪れたハワイに魅了され、95年にハワイ大学へ留学。現地の有名キルトスクールで学び、公認のインストラクターとして現地で指導。帰国後は教室を開き、本場の技術やパターン、素材を使ってハワイアンキルトの技術と心を伝えている。また、先生とっておきの、ハワイ最新情報は生徒さんも楽しみにしているとか。

遠藤久乃さん
(えんどう・ひさの 48歳)
「子どものために」と始めた編み物や手芸が、今では一番の楽しみに。5年ほど前から独学でハワイアンキルトを始めるが、1人で覚えるには限界を感じて1年半前から教室に参加。そのほかにも、ヘルパー2級を取得したり生け花を習ったりと、興味を持ったものは何でも試したい行動派。介護にも役立つ古武術が最近気になっている。

2人の子どもを授かったのをきっかけに、編み物や手芸を始めるようになった遠藤久乃さん。ハワイアンキルトに挑戦したのは5年ほど前。
「最初は本や教材を買ってきて、独学でやっていたんです。けれど、1人だとどういう針を使ったらいいのか、布はどんな生地がいいんだろうと、基本的なことや細かいところがよくわからなかったんです。それに、1人でやっても誰も見てくれないし、褒めてくれないからつまんなくなっちゃって(笑い)」
そんなとき、百貨店のハワイアンフェスティバルで、キルト専門誌によく登場している大塚先生が体験教室を開くことを知り、参加することに。
「有名な先生が教えてくれるというだけでもうれしくて。それに、針や生地のこととか、1人で悩んでいたことが、先生に聞けばすぐに解決。1人ではわからない、ちょっとしたコツが聞けるってすごく大事なことだと思ったんです。そこで、習うならあこがれの大塚先生がいいと、1年半前に教室に参加しました」
キルトに必要なのは、針と糸、裁ちばさみなどの基本的な裁縫道具と、フープ(布と中綿を固定するための丸い枠)。シンブル(指ぬき)は、縫い付けていくときに使う。しかし、今日の授業ではキルトのデザインを作製するため、自宅で下絵を描いてきたノートを持参。
布・キルト中綿・縫い糸などは大塚先生が厳選し、ハワイやアメリカ本土から輸入したものを使用。ここにも、「本場のハワイアンキルトを伝えよう」とする教室のこだわりが見える。

針山は遠藤さんの手作り。最近見えづらくなってから、糸通しが手放せない

ハワイやアメリカ本土から輸入した色鮮やかな布

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