今日の授業は、キルト作りの出発点。デザインとパターンを作る日。今回は、クッションカバーを作ることに。
ハワイアンキルトで大事にされるのがデザインの独自性。「人のデザインを自分のデザインにする」のは最もタブーとされている。面白いのは、「夜になると、キルトに描かれた人間が動き出すから」と人をモチーフにするのがタブーなこと。すべての物には精霊が宿ると考えるハワイらしさが現れている。この他にも、花や葉の形、花びらの数や葉脈などモチーフの特徴をとらえつつ、パターンを起こすことを考えたデザイン作りが必要になってくる。
遠藤さんの今回のモチーフは、自宅で育てたシャクヤクとハワイの自生植物・アルラ。自宅でデザインとパターンを試作して教室に持ってきた。
「自宅で育てたシャクヤクがとてもキレイに咲いて家族全員が感動したんです。その感動を残しておきたくて、いつかキルトで作るのを楽しみにしていたんです」と遠藤さん。
しかし、試作の段階ではシャクヤクの花が泣いた顔のようになってしまった。アルラも、なんだか単調で思うようにいかず、先生に相談。すると、花びらの切り込みをシンプルにふんわりみせることで、シャクヤクのやわらかさを表現。アルラは、ゆったりと大きな線を意識し、いきいきとしたデザインに変わった。
「遠藤さんのように、自分でこれが作りたいっていうものがあらかじめ決まっていて、写真を用意したりと、事前にイメージができているとより良い作品が作れます」と大塚先生。
遠藤さんコメント
自分1人でデザインしていると、葉っぱが小さくひょろひょろっとなってしまいイメージ通りのものが作れないんです。けれど、教室にくれば先生に相談して何がいけなかったのかもわかるから、教わるって大切ですよね。
「教室に来たら、他の人のデザインや作品を見るのが一番の楽しみ。だから、教室での作業は必ず早く切り上げるって決めています。そうすると、自宅で作業する楽しみも増えるので一石二鳥ですね。」と笑顔で話す遠藤さん。
煮詰まった仲間から相談を受けたり、遠藤さんから相談したり、大好きなハワイアンキルトについて語り合える仲間がいる。一緒にランチをしたりカフェでお茶をしたりと、教室に入って楽しみが広がった。

遠藤さんコメント
自分1人ではデザインや色の組み合わせも偏ってしまいます。けれど、他の人の作品を見ることで、「わたしもあんな作品を作ってみたい」って刺激を受けるんです。特に、年上の方々のビビッドな色使いは、私も挑戦してみたいです。
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遠藤さんコメント
先生が持っている植物図鑑は日本では見ることのできない植物がたくさん載っていて、見るだけでも楽しめます。それに「この花はどこで見ることができる、いつが季節で……」なんて先生とっておきの情報も聞けるので、キルトだけでなくハワイのことも詳しくなれます。