学生時代に夢中になって練習したエレキギター。日々の仕事や生活に追われ、触ることがなくなってからも、「いつか弾くことがあるかも」と持っている人も多いのでは。
そこで、高校時代に買ったエレキギターで再び練習を始めた生徒さんを教室に訪ねた。

片岡 桂先生
(かたおか・かつら)
ロックバンド“AMUSEMENT PARK”のギタリスト&ソングライターとしてメジャーデビュー。その後、様々なアーティストへ楽曲を提供や、レコーディングやライブをサポートする。プロのギタリストならではの確かな技術と、かっこよく聴かせるテクニックをわかりやすく、楽しんで覚えられると、多くの生徒から慕われている。

鈴木成夫さん
(すずき・しげお 45歳)
高校時代に70年代ロックに目覚め、エレキギターの虜に。しかし、受験勉強をきっかけに、バイトをして買ったギターを弾かなくなってしまった。43歳のとき、大人向けのエレキギター教室があることを知り、25年ぶりにギター熱が復活。「ギター小僧だったころの夢を再び」と、2年前から片岡先生の指導を受けている。

「高校時代はメロディアスな70年代ロックをきっかけに、エレキギターの魅力にどっぷりはまったんです。必死にバイトをして念願のYAMAHA SG-800を買ってからは、寝ても覚めてもギターばかり弾いていました(笑い)。」
けれど、それほどまでに夢中になったギターも、大学受験や進学、就職と年を重ねるごとに演奏する機会が減り、鈴木さんの思い出のギターもタンスの肥やしとなっていった。
「ある日、掃除をしていて何げなくカバーからギターを取り出して愕然(がくぜん)としたんです。美しいマホガニーのボディーからは光沢が消え、すっかりさびついたギターは、まるで仕事に疲れてくたびれた自分を見ているようで、なんだか悲しくなってしまって……」
そこで、鈴木さんは思い出のギターを修復して、43歳で再びエレキギターを始めることを決意。
「実は、今までバンドを組んだことがありませんでした。だから、教室に行けば同じ夢を持つ仲間と出会えるだろうと思ったんです」
レッスンに使うギターは、教室でもレンタルしているので、大変な思いをしてマイギターを持ってくる必要はない。もちろん、マイギターでの参加もOK。
鈴木さんも、いつもは教室のギターを借りて練習をしている。
「教室へはいつも会社帰りに寄っているので、ギターが借りられるのはありがたいですね。やっぱり、会社にギターを持って行くのは気が引けますからね」

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