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シングルモルトがブームになっている。おいしさもさることながら、原料はどれも同じく大麦麦芽(モルト)と水なのに、蒸留所ごとに味わいが驚くほど異なるところがたまらない魅力。シングルモルトをもっと楽しむには講座に参加するのが一番。ウイスキー評論の第一人者・土屋守氏がセレクトした、個性豊かなシングルモルトをテイスティングして学ぶ、1日講座をリポート。

先生プロフィール

写真:土屋守さん

土屋守さん
(つちや・まもる)

作家、ウイスキー評論家、スコッチ文化研究所代表。日本にシングルモルトの魅力を広めた、ウイスキー評論の第一人者。その見識の高さから、1998年ハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウイスキー・ライター5人」の1人として選ばれた。著書に「ウイスキー通」(新潮選書)、「モルトウイスキー大全」(小学館)など多数。

生徒さんプロフィール

写真:玉井宏昌さん

福島一隆さん
(ふくしま・かずたか 41歳)

1年ほど前からワインスクールに通い始め、知識が増えるとさらにおいしく、より楽しめることを発見。仕事を終えた夜、ゆっくりウイスキーを飲みながら、リラックスする時間を大切にしている。シングルモルトの知見を深めたいと、今回の1日講座に参加。インプラント専門医、葛西駅前歯科院長。

習い始めたきっかけ

知識が増えるほどにお酒は味わい深くなる
ウイスキーの第一人者の話を聞きたくて参加

写真
「お酒は味だけを楽しむものではなく、その後ろにある物語とともに味わうものだと思います」と福島さん

食べること、お酒を楽しむことを、こよなく愛する福島さん。40歳になったのを機に、ワインスクールに通い始めた。

「スクールに通ってみて、今まで、なんてもったいない飲み方をしていたのだろうと反省しました。お酒の歴史やつくられる風土の違い、作り手たちを知ることで、お酒がさらにおいしくなるんです」

食事中はもっぱらワインだが、寝る前はゆっくりとウイスキーを飲むことが多いという。

「でも、自分が慣れ親しんでいるものしか、結局は飲んでいないんですよね。シングルモルトがそろっているバーに行っても、何を頼んだらいいのか見当がつかないし、自分で買うといっても、どれを選んだらいいのかがわからなくて……」

ウイスキーについてもっと知りたいと知識欲がわいてきたとき、通っているワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」で、土屋守さんのシングルモルトの1日講座が開かれると知った。

「土屋先生は日本におけるウイスキー評論の第一人者。シングルモルトについて学ぶなら、ぜひ先生から直接話を聞きたいと講座に参加しました」

レッスンに必要なもの

ウイスキーと資料はすべて用意されているので
仕事帰りに、体一つで参加できる

写真
テイスティングするシングルモルトは6種類。それぞれ個性が際立つ逸品ばかりだ。<左から>オーヘントッシャン10年、スプリングバンク ビンテージ1997、グレンモーレンジ アスター、マッカラン グランレゼルバ、アードベッグ ウーガダール、土屋守ハイランドパーク1976 カスクナンバー6119

当日は2時間の講座。ウイスキーの歴史や定義、スコットランドの各蒸留所の写真、テイスティングするウイスキーなどは、すべてスクール側で用意。「資料は先生のお手製。テイスティングするウイスキーもご自身でセレクトしたものと聞いて、楽しみにしていました」(福島さん)

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