波乱の歴史と多様な自然から生まれた建築物との出合いは、スペイン旅行の楽しみのひとつです。浪漫飛行のスペインへの旅では、時代と天才たちが生み出した数々の建築も訪ねます。バルセロナでガウディの傑作、ミハスで白い家並みを堪能したあとは、現存するイスラム建築の最高峰といわれるアルハンブラ宮殿、そして不思議なアーチが魅力的なコルドバのメスキータへ。今回は、アンダルシア地方のもうひとつの顔、エキゾチックなイスラムの香りただようグラナダとコルドバを中心にスペインの魅力をご紹介しましょう。


711年、津波のようにジブラルタル海峡を越え、瞬く間にイベリア半島を制圧したイスラム勢力。イスラムの民は要塞や祈りの場となるモスクを次々と造営し、半島にはヨーロッパとアラブの様式が交じった独自の建築文化が育まれました。
1238年に誕生したグラナダ王朝は、15世紀にイベリア半島を追われたイスラムの民が最後に咲かせた華麗な花。コルドバが、セビリアが次々と陥落するなか、イスラム最後の砦(とりで)となったのが丘にそびえるアルハンブラ宮殿です。


外観はむしろ武骨な宮殿は、一歩足を踏み入れると息をのむような世界が広がります。アラベスク模様に覆われた壁、クモの巣のような天井の装飾、水と緑に覆われた庭園。迫り来るカトリック勢力の影を感じながらも、王族たちは200年以上にわたり宮殿の増改築を続けました。1492年最後の王ボアブディルが降伏、多くのモスクが打ち壊されましたが、この宮殿はその美しさから破壊を免れました。同じ年、コロンブスはスペインの援助で新大陸へ船出し、大航海時代の幕が切って落とされます。アルハンブラ宮殿とグラナダは、転換期を迎えた人類の歴史の重要な舞台となったのです。


ツアーでは、午後自由にお過ごしいただいたあと、宮殿を望むアルバイシンの丘にてギター演奏を聴きながらの夕食にご案内します。クラシックギターの「アルハンブラ宮殿の思い出」は、さざなみのようなトレモロが庭園の噴水やアラベスク模様を表現しているといわれる名曲。儚(はかな)く美しい歴史が哀しみを誘う宮殿の夜景と、心に響くギターの調べが絶妙に調和する夜です。


トルコのコンスタンティノープル、シリアのダマスカス、そしてスペインのコルドバ。その富、壮麗さにおいてイスラム世界でもっとも美しいとされた3都市です。なかでもコルドバは「西方の宝石」と言われた都市。100万の人口、300のイスラム寺院を抱えたというコルドバの栄華を象徴するのが、メスキータです。2万5千人を収容する巨大なモスクの中には、大理石と赤レンガの850本ものアーチが森のように続き、非現実的な風景に目がくらむようです。
古都コルドバでは、名物・雄牛のシチュー「ラボ・デ・トロ」も味わっていただきたい一品。たまねぎやスパイスとやわらかく煮込まれたコルドバ名物オックステールのシチューは、ぽかぽかと体が温まる郷土料理です。
浪漫飛航のプランでは、4日目から8日目までアンダルシア地方に詳しい日本語ガイドがご案内。見どころの多い地の魅力をあますところなくお伝えします。

コルドバをあとにして、ツアーは最後の目的地・首都マドリードへ。ご乗車いただくのは、スペインの新幹線・AVEのビジネスクラス。時速300キロ、最新技術を結集した鉄道は、歴史のまちから最先端のまちへと移動するには最適な足、2時間足らずで到着します。

光と影の魅惑の国を楽しむ周遊の旅。バルセロナとマドリードでは3連泊、プラド美術館やピカソ美術館でもゆったり時間をとりました。各地の名物料理や新幹線の乗車も楽しみです。
持てるようになったゆとりの時間、満足できる海外旅行はないだろうかーー。
その期待に応えたいと、誕生したツアーがあります。ゆったりした日程できめ細かなサービスを受けながら、深い感動と充実のひとときを得る。それが「浪漫飛航」です。
各コースには、経験豊かで各国の旅に精通した選りすぐりの専属コンダクターが同行。参加人数を最大20名に限定、出発前にはコンダクターが電話でご挨拶(あいさつ)し、お客様からのご相談を承ります。主要都市では連泊しながら適度に自由行動をとった日程、また長距離移動では座席を1名様で2席分使えるバスをご用意するなど、ゆとりある旅にこだわりました。名物料理や旬の料理の記念ディナーもお楽しみいただけます。往復便とも、日本航空・JALウエイズを確約です。
かつてハネムーンや仕事で訪れた街へ、憧(あこが)れの街へ、浪漫飛航で旅立ってみませんか。
ジャルパック

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