1935年ドイツの建築学者ブルーノ・タウトは京都の桂離宮とともに、白川郷の合掌造りを高く評価し世界にその名を知らしめました。豪雪をしのぎ、暮らしを快適にする先人の工夫が凝縮された建築は、「用の美」に満ちた佇(たたず)まい。飛騨の森に育まれ、木材の性質を知り尽くした飛騨の匠たちもまた、日本の建築を語る上で欠かせない存在です。自然を知り、自然と生きる日本人のあり方を見つめる白川郷と飛騨高山の旅に出かけませんか。


紅葉に彩られた秋が過ぎると、白川郷は一面の銀世界へと姿を変えます。手と手を合わせたような三角屋根が白く染まるさまは一幅の絵画のよう。合掌造りがその本領を発揮するのは、この季節からです。釘を使わずに木製の楔(くさび)や柔軟性のある木を組み合わせた構造は、強風や豪雪もしなやかに受け止めて倒れることはありません。家屋がみな南向きなのも、強い風への対策や、東西に向くそれぞれの屋根への日照などが計算されているため。旬感旅行のプランでは、飛騨インタープリター(自然案内人)が同行し、先人が積み重ねてきた工夫や鑑賞しどころをじっくりご案内します。1月20日・27日発のプランでは、雪化粧に覆われた合掌造りの家並みがライトアップされた「飛騨の里」にもご案内します。


「山都(さんと)」とも呼ばれる飛騨の森林は、日本が世界に誇る職人・飛騨の匠を育みました。高山祭の絢爛(けんらん)たる屋台や彫刻は有名ですが、飛騨高山の街並みにもまた、彼らの技術の粋が息づいています。
江戸時代の風情を残した「三之町」とあわせてご案内するのは、明治40年に造り酒屋として建てられた町屋建築・吉島家住宅。束柱と梁(はり)の作り出す豪快な空間美は優雅な京都の町屋とは一線を画し、木の性質を知り尽くした飛騨の匠ならではの意匠です。


江戸の初期、高山城を築いた金森長近(かなもり・ながちか)が、まちの東にある山並みを京の東山に見立てて寺を建てたのが東山寺町(ひがしやまてらまち)の始まりです。松平忠輝や加藤光正が預かりとなった天照寺、山岡鉄舟の父母の墓がある宗猷寺(そうゆうじ)など、戦国や幕末の時代にゆかりが深い寺院が並び、寺院の欄干や鐘楼(しょうろう)などに匠の技を見て取ることができます。
1月15日発のプランでは、夕食後、城下町・飛騨古川にて「嫁を見立ての三寺まいり 髷(まげ)を結わえて礼参り」の小唄で知られる「三寺参り」にもご案内。瀬戸川ぞいに高さ2メートルの雪像がともされ、幻想的な風景が広がります。
旬感旅行では冬を楽しむ、出発日ごとに異なる3つのプランをご用意。12月は名酒造の社長にうかがう酒造りの秘話、1月中旬は飛騨古川の三寺参り、1月下旬は雪化粧をした飛騨の里へとご案内します。

(有)地域自然科学研究所代表取締役、岐阜県自然公園施設評価委員、高山市潤いのあるまちづくり審議会委員、環境省自然公園指導員を兼務。「街の自然おもしろウォッチング」「東海の名水・わき水さわやか紀行」「東海の100滝紀行」(風媒社)、「愛知満喫!とっておきの自然」「ぐるり御岳とっておきの自然」(中日新聞社)など著書多数。

白川郷の魅力は、自然と一体となった暮らしと建物のつくり。現地でもご案内しますが、構造の一つひとつを、思いを込めてご覧になってください。例えば雪を捨てる大きな側溝や屋内の光の採り入れ方などからは、豪雪に耐える先人の知恵を見てとることができます。また太い柱や梁を「これほど大きく太い木があったんだ」という目で見ると、飛騨が木の国であったことを理解できるはず。冬場は特に、白川郷のよさを実感する旅となるでしょう。厳しい自然に生活を閉ざすのではなく、上手に付き合ってきた白川郷と飛騨の人々の知恵をご覧ください。ただ、都会の方には想像以上の寒さのはず。普段の寒さ以上の用意をしてお出かけください。

価値ある本物に出会う日本の旅。五感に訴え、感動を呼び起こす旅。
旅のよさを知る大人に満足いただける、そんな旅をめざし生まれたのが「旬感旅行」です。
その時期、その地域でしか見たり味わったりすることができない旬をご案内。現地ではテーマを深く追求するための専門家や達人がご案内します(一部コースを除く)。添乗員や専門家とのコミュニケーションを深められるよう各コースとも定員を設定、もっと旅を楽しみたい方のために、帰路便は2日間延長もできるようにしました。
旬感旅行にご参加いただくためには、JMB(JALマイレージバンク)会員への登録が必要です。下の「ツアー詳細はこちら」から旬感旅行の「行程表・お申し込み」画面に進むと、JMBへの入会申し込みができます。会費は無料。ツアーに参加するとマイルが加算され、インターネット予約なら300マイルをプレゼントしています。暮らしのさまざまなシーンでも特典が使えるJMB、この機会にご入会ください。

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