| 秀初 | 三味の音は絶えて久しくなりぬれど | 滝の音はたえて久しく | 常盤金成 |
|---|---|---|---|
| 秀二 | 飽きたのよ仮のほの字の定めうらみ | 秋の田のかりほの庵の | 珍ちく |
| 秀三 | 股引きの古着に木場の偲ばれる | ももしきやふるき軒ばの | さくら |
| 秀四 | 今混むと贔屓(ひいき)ばかりに長っ尻 | 今こむといひしばかりに | 常盤金成 |
| 秀五 | 今夜この雪で帰れず解りつつ | これやこの行くも帰るも | bonnbonn |
| 秀六 | 好きお江戸粋に酔うなり寄る酒屋 | 住の江の岸による波 | じゃじゃ丸 |
| 秀留 | 気がはやる髪もとかずに立ったまま | ちはやぶる神代もきかず | 女留幅 |
| 客初 | 我が庵はクマ猿ウサギ鹿も住む | わが庵は都のたつみ | 駒込親方 |
| 客二 | 胸見れば縮みゆくこそ悲しけれ | 月みればちぢにものこそ | 常盤金成 |
| 客三 | 朝寝れば遅れるものとは知りながら | あけぬれば暮るるものとは | 女留幅 |
| 客四 | 厭(や)な客にツケの増えたるしがらみは | 山川に風のかけたる | 常盤金成 |
| 客留 | 裏の戸を叩く旅人火事伝え | 由良のとを渡る舟人 | 駒込親方 |
| キゝ 乙女スカートはかずジーパン | |||
| 人 | 空っ風冬の関東吹き飛き飛ばし | 天つ風雲のかよひ路 | ぽんた |
| キゝ 元は力士というおネエ振り | |||
| 地 | ママの腹横から見れば流石なる | 天の原ふりさけみれば | 常盤金成 |
| キゝ 陽もおだやかな路地に琴の音 | |||
| 天 | つく羽根が屋根より落ちて裏の川 | つくばねの峰よりおつる | 常盤金成 |
| キゝ またつけなおす燗(かん)へ繰り言 | |||
| 雲 | 夜過ぎて待つ身につらし身もだえの | 春過ぎて夏来にけらし | 自甘理 |
| 巻軸 | 大目玉言えども耳の遠ければ | 大江山いく野の道の | 登鯉 |
| 秀初 | ころころと笑う娘の小気味よさ | 常盤金成 |
|---|---|---|
| 秀二 | イヤイヤがいやではないと言う不思議 | bonnbonn |
| 秀三 | 父母の恩しみじみ思う里心 | ぽんた |
| 秀四 | 爪弾けばあわせポツポツ雨の音 | bonnbonn |
| 秀五 | そこそこの暮らしじゃ足りぬ妻の見栄 | じゃじゃ丸 |
| 秀六 | キリキリと財布も痛む二日酔い | 塁蔵 |
| 秀留 | 子が巣立ち母のはらはら一休み | じゃじゃ丸 |
| 客初 | 細々と格差社会の隅に居り | ぽんた |
| 客二 | 泣く泣くも見栄が張り込む交際費 | じゃじゃ丸 |
| 客三 | エコエコと 騒ぐほどには 効果でず | 三富士 |
| 客四 | こつこつが死語になってくこの世相 | じゃじゃ丸 |
| 客留 | ボンボンと古道具屋で刻(とき)を聞く | 飛出行 |
| キゝ なにやら不安愛の行く末 | ||
| 人 | 黙々とメール打ってる差し向かい | ぽんた |
| キゝ 美女も三日で飽きる名言 | ||
| 地 | 二枚目もよくよく見ればただの人 | じゃじゃ丸 |
| キゝ 空言並ぶ若者の歌 | ||
| 天 | とつとつと語る言葉にある重み | ぽんた |
| キゝ 子らが反対してる再婚 | ||
| 雲 | 頼みごとアイアイ聞いて惚(ほ)れている | bonnbonn |
| 巻軸 | とろとろと正月三日過ぎてゆく | 登鯉 |
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