お待たせしました。【風流ことばあそび塾】の第1回作品募集がスタートします。
第1回目の兼題は次の2つです。
洒落附(しゃれづけ) 「飲み物に関する一切」
笠附(かさづけ) 「あれこれ○」
「兼題」というのは「宿題」と同じこと。ちなみに当日その場で示され、その場で締め切られるお題は「席題」といいます。
まずは、洒落附、笠附それぞれを作る際のルールをご案内しましょう。
洒落附のルールは、少なくとも200年以上遊ばれた歴史のなかで、このやり方が一番面白く長続きするということで固まりました。このルールから外れると、洒落附としては「病句(やまいく)」とされて、選から落とされてしまうので、要注意です。
【風流ことばあそび塾】の洒落附は、兼題の意味をもつことばを使って、よく知られた成句をもじる遊びです。ただし、ルールが2つだけあります。
今回の兼題は「飲み物に関する一切」です。「に関する」は、幅広く考えてよろしいということです。「一切」というのは何から何まですべて。ですから、お茶、ビール、日本酒というような、ふつうの飲み物だけではなく、薬や胃カメラなんていうものも含まれる。商品名のような固有名詞もOKです。意外な飲み物を見つけて洒落ると、「めっけもん」などと言われて、それだけで目立つ効果があります。
ルール(1)の「頭で洒落る」というのは次の作例。昔からよく知られた洒落をふたつ、ご覧ください。
これを、たとえば「柔よく剛を清酒」などとやっては、病(やまい)。必ず頭で洒落ることをお忘れなく。
次は、ルール(2)の同音異義語をもじってしまった例。つまり病句です。
もう一つ、元句の頭、最初の音以外ではもじらないでください。たとえば、次の作例は、面白いのですが他の部分ももじっているので洒落附としては病。このようなもじり方は、ことば遊びの別の種目になります。
洒落附では、作品の字面が持っている表面上の内容と、元句である裏の意味とがかもし出す、表裏のからみあいの妙に値打ちがあります。もちろん、表と裏は離れているほど意外性があって面白い。このことを「表裏(ひょうり)が立っている」と言い、評価が高くなります。
みなさんの名作、傑作、自信作、どしどしお寄せください。
笠附も古くからあることば遊びの一つ。俳句や川柳と同じ五・七・五の詩型で、その上五(かみご)が「笠」として兼題に出され、それに七・五をつけて、五七五を作ります。
今回の兼題は「あれこれ○」。この○は「てにをは随意」で、どんな助詞が入ってもよろしいということ。上五の五文字がきっちり決まっていないので制限がゆるく、自由度が大きいところから、「ゆるみ笠附」などとも呼ばれます。
たとえば、
というように、下につける七五にあわせて、「あれこれ○」の「○」に入る助詞を変えられるわけです。
みなさんからの、たくさんのご投句をお待ちしています。
※文中の作例は、「眺牛會(ちょぎゅうかい)」「つばな連」「新造連」、連中のみなさんの作品です。

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(更新日:2006年07月24日)
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