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家族を守る

〜住まいの防犯最前線〜 Vol.3 住宅の防犯対策〜マンション・アパート編〜

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「うちはオートロックだから安心」とは言えないのがマンションやアパートなど、集合住宅の防犯。また、高層階に住んでいるから安全とも言い切れません。高層マンションといえども、防犯対策がなされていなければ泥棒にとって格好のターゲットになってしまいます。

今回は、集合住宅の犯罪状況やセキュリティポイント、防犯性に優れたマンションとは何かについて、全国防犯協会連合会の菅原順臣さんにお聞きします。

セキュリティ設備が整っていても
安心とは言い切れない

臼井

今日は集合住宅の防犯について伺いたいと思います。最近は共用出入り口がオートロックになっていたり、高層マンションが多くなったりと、泥棒にとっては侵入しにくい状況かと思うのですが、近年の集合住宅における犯罪事情はいかがでしょうか?

菅原

警察庁が発表している犯罪情勢の統計によりますと、05(平成17)年の侵入窃盗犯の発生場所別認知件数は、4階以上の集合住宅が約2万2千件、3階以下で約3万7千件となっています。戸建て住宅の約8万5千件に比べると集合住宅の件数は少ない感じがしますが、安心はできません。庭などをもつ戸建て住宅とは違い、集合住宅は犯人の侵入口や経路が確保されていませんが、安全とは言い切れないのが実状です。

出典:「警察庁平成18年上半期犯罪情勢」

統計的にはやはり1階〜3階の低層が狙われやすく、中〜上層階では被害が少なくなっています。しかし、最上階ならば外からの侵入はなく、安心だと思う人がいるかもしれませんが、屋上からロープを垂らしてベランダから侵入する事例もあります。どの階層にいても注意が必要ですね。犯行時間は一般的に深夜、午前中が多いです。

臼井

侵入口に特徴はあるのでしょうか。やはり窓からの侵入が多いのですか?

菅原

侵入場所として一番狙われるのは玄関、ほかには窓、ベランダで、この3カ所がほとんどを占めています。4階以上の集合住宅では約半数が玄関から、次いで窓からとなっています。3階以下では窓からの侵入が目立っていますね。玄関を狙う手口は施錠開けが大半を占め、犯人の滞在時間は5〜10分と、戸建て住宅と比べても大きな差異はありません。

出典:いずれも「警察庁平成18年上半期犯罪情勢」

住まいの安心をサポートする
防犯優良マンションの認定制度

ナビゲーター 臼井真琴さん

臼井

オートロックや防犯カメラなど、防犯設備が整っている物件が増えてきていると思うのですが、集合住宅に対してそのような指導が行われているのでしょうか?

菅原

05(平成17)年に犯罪対策閣僚会議が策定した「安全・安心なまちづくり全国展開プラン」を具体化した形として「防犯優良マンション認定制度」があります。防犯性に優れたマンションを認定することによって、マンション購入予定者にとって安心、安全を確認する目安となることが期待されています。認定基準は新築、中古を問わず、各都道府県で定めています。共用部分と専用部分に区別され、共用出入り口のオートロックシステム、防犯カメラの設置(共用出入り口、エレベーター内)、共用部分(通路、エレベーターホールなど)の照明設備の照明設定、インターホン・防犯ガラスの設置、バルコニーの配置状況など約30項目。都道府県がそれぞれの地域事情に沿って基準を策定し、4月からの運用を目指します。

臼井

安心できる住宅として、新居探しの基準となっていくと良いですね。

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