臼井
パトロールはどういった形で行っているのですか?
芦北
愛犬の普段の散歩時に腕章をつけてパトロールします。時間や場所、人数を決めて行うのではなく、各個人が自主的に行っていますね。不審者、不審車両などを見つけた時は警察に情報提供を行っています。それらの情報は犯罪、事故の未然防止につながるばかりではなく、万が一起きてしまった際の捜査の手助けとなっています。愛犬の散歩に合わせたパトロールをしているため、近隣の小中学生の登下校と時間帯が重なることも多いですね。

また、パトロールには防犯活動以外にも地域コミュニケーションの活性化の役割もあります。黄色く目立つ腕章をつけることによって、「それは何ですか?」と聞かれることが多く、声掛けのきっかけとなっています。
臼井
パトロール以外に何かされていることはあるのですか?
芦北
隔月で「葉山わんパト通信」を発行しています。葉山警察署からの防犯状況や犯罪発生状況、トピックス(自転車盗難の予防策、愛犬の健康情報など)を掲載しています。隊員の情報も掲載しているので、回覧板としての役割もありますね。街の掲示板や近隣のスーパーで配布し、認知度も高まってきたのか今では大勢の方が持ち帰ってくださいます。また、インターネットでも閲覧が可能となっています。


臼井
ワンちゃんとパトロールといっても危険ではないのですか?
芦北
不審者などを発見した場合、110番通報することが原則となっています。特に入隊の条件(性別、年齢、武道の経験など)は設けていないので、犯罪に巻き込まれる行動は避けるようにお願いしています。しかし、隊員の中には神社の賽銭(さいせん)泥棒を捕まえた人もいます。
臼井
芦北さんが考える住宅の防犯対策はありますか?
芦北
ハード面(防犯設備)の充実とソフト面(地域コミュニティー)の活性化が重要ですね。基本的なことかも知れませんが、ハード面であれば鍵、窓の対策。ソフト面であれば近所付き合い、あいさつの奨励などが大切だと思います。特にソフト面は心がけひとつで行えるので、防犯の第一歩として是非取り組んでほしいと思います。


葉山わんわんパトロール以外にも全国ではさまざまな地域防犯活動が行われています。夜間や児童登下校時などの地域防犯パトロールをするほか、落書き消しやゴミ拾いなどの環境美化運動も同時に行っているグループもあります。また、地域内の防犯教室やセミナーなどを開催しているグループもあります。居住地域の環境整備をすることは防犯にもつながってきます。ぜひ参加してみませんか? 警視庁のサイトで情報も公開しています。

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