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ゆるやかに続く気温の上昇が、ワインの一大産地である欧州に影響を与えつつある。伝統的なブドウ栽培や醸造の技法だけでは対応しきれない将来を予見し、ある生産者たちは生き残りをかけた実験をはじめた一方、気温上昇に好機を見いだして勝負にでた生産者も。

厳密に決められた製造手法によってその価値を高めてきたフランスのシャンパーニュ地方、気候変動にチャンスを見いだしているイギリス南部のサセックス地方、そして欧州の南部に位置しもっとも気温上昇の影響を受けやすいスペイン北部に渡り、生産現場の現状を探ってみた。

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ルイ・ロデレール社では、シャンパーニュ地方のさまざまな畑から集められたピノ・ノワール種のブドウを実験用の畑に植え、気温上昇にもっとも適応する品種を探っている

プロフィール

伊藤 恵里奈(いとう・えりな)

99年入社。名古屋本社で東海地方の歳時記や名所旧跡を網羅したのち、大阪本社に。ネイルアートなどニッチな分野の取材が得意。本格的な環境問題の取材は今回が初。ダイビングや波乗りなどで海に親しみ水中なら活発に動けるが、山ではさっぱり。今回人生で初めて標高3000メートルに踏み入れた。いつかシロナガスクジラを海中から撮影したいと願うアラサー。

(更新日:2009年01月19日)

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