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快適ふたり生活

マナーインストラクター下平久美子さんに聞く 夫婦ふたりの身だしなみ Vol.2 一緒に過ごす快適空間〜においと身だしなみ〜

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夫が定年を迎えた夫婦ふたりの生活は、時間にゆとりができることがうれしいところ。新しい時間を有効に使うためには、ふたりで外出して楽しむのもいいでしょう。しかし、これまで仕事ばかりしてきた団塊の世代は、夫婦ふたりでの外出にあまり慣れていないのではないでしょうか。そのため、身だしなみという面でも苦慮することが多いようです。今回は外出時に夫婦で心地良く楽しむための、においと身だしなみについて、マナーインストラクターの下平久美子さんにアドバイスをいただきました。

夫婦がお互いで共有する<間>が大切

下平 久美子(しもだいら くみこ)

成城大学を卒業後、国際線のキャビン・アテンダントとして日本航空に入社。91年に退社後、株式会社RIFINE(リファイン)を設立して代表取締役社長になる。マナー・話し方インストラクター、トータルイメージコーディネーターとして活躍している。企業の社員研修や管理者教育、ホテル・サービス業での接待教育なども行っており、話し方やマナーについての著書や監修本も多数。また、光陵女子短期大学で非常勤講師も務める。連日、講演会や雑紙取材、TV出演などもこなし、各方面で注目を浴びている。

団塊の世代が次々と定年を迎えて時間に余裕ができはじめると、これまで時間に追われる忙しい生活を送ってきた夫婦は、何をすればよいのか分からなくなることがあります。そんなときに大切にしなければならないことは何でしょうか?

下平さんはひとつの提案をしています。

「団塊の世代は、忙しい時間を過ごし、余裕を持たずに働いていらっしゃいました。そういう方々は、年を重ねた今だからこそ、お互いにゆったりとした時間を共有する<間>を大切にしてはいかがでしょう。きちんと相手の目を見たり、相手が話している時は、最後までじっくりと話を聞いたりすることなどは、この年代の人だからこそ重要な品格ではないかと思います」。

夫婦ふたりの時間を過ごすには、ひとつひとつの行動に余裕があったほうが楽しめるもの。そして、ふたりで出かけるときに何かを共有する心があれば、会話もはずみ、さらに仲が深まるものです。「例えば、ふたりで歩くのなら、服の印象をどこかで合わせるのもいいことです。ペアルックということではなく、外出先で出会う人々や空間に合わせて、一緒にクラシカルなムードに浸り、ちょっとドラマチックに演出してみたり。何か一点だけでも色を合わせると、ふたりの服装のバランスが良くなると思います」。

ふたりで何かを共有することに重点を置けば、楽しみも増えるはず。そして、外出時の身だしなみをふたりでチェックをするのも大切なことです。それはお洒落(しゃれ)をすることとは少し違います。「お洒落というのは自分が気持ちよければいいわけですが、身だしなみというのは、『身のたしなみ』。つまり、TPOに合わせた心遣いから生まれます。相手に対して不快感を与えたくない、という気持ちを形にして表現することがマナーです。こういった身だしなみのマナーについて夫婦で話し合うのもいいことだと思います」。

加齢臭は夫婦でしっかりアドバイスを

身だしなみのひとつとして気を付けたいのが、においのケアです。いいにおいも悪臭もどちらも周りの人々が感じることだけに、自分ではなかなか気付かないものです。

「例えば最近話題になる加齢臭を夫婦で確かめ合うのもいいでしょう。そもそも加齢臭というのは、年を取ればどうしても出てきてしまうもの。これは動物の性(さが)なので、年を重ねた分だけのにおいがするのは仕方のないことです。だからこそ、お互いに気を付けなければいけません。夫婦でアドバイスをし合って解決するのもいいことです」。

このような悪臭というのは厄介なもので、体の表面からだけではなく、内臓から出てくることもありますが、そういうにおいは夫婦でないとなかなか指摘しづらいことかもしれません。「最近は内臓からのにおいを消す製品もたくさん売り出されています。日に一度、ハーブを服用することで、体内からにおいを消すことができるものもあります」。

やはりにおいで周りを不快にすることは避けたいところ。ただ、においを防ぐことをマイナスとは考えずに、夫婦で香りを楽しむという考え方でケアをすれば、それだけで楽しい気分になるはずです。

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