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心地よい暮らし

夏・エコなリゾートを満喫 〜旅行にもエコ心〜

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自然と共生するエコリゾート

敷地内は、自由に歩き回ったり、随所に設置されているベンチに座って自然鑑賞ができる造りになっている。
客室の風呂の給湯も、ヒートポンプシステムによってまかなわれている。

軽井沢の豊かな自然に包まれてひっそりと佇(たたず)む「星のや 軽井沢」。ここは、源泉かけ流しの温泉が楽しめる旅館であると同時に、二酸化炭素を排出しないことを目的に掲げる新しいタイプのエコリゾートだ。エネルギーの自給自足に力を入れ、現在、自給率75%を達成しているという。実際に行われているさまざまな取り組みについて、広報担当の並木さんに話を聞いた。

「星のや 軽井沢」では、地中熱・温泉排熱などの未使用エネルギーをヒートポンプによって熱交換することにより、冷暖房や給湯等のエネルギーとして利用するシステムを日本で初めて本格的に採用。またヒートポンプの動力として、敷地内の川の流れを利用した水力発電も行なっている。

客室には、あたたかい空気を天井から排出し、冷えた空気を循環させる自然の冷房システム「風楼(ふうろう)」や、前述のシステムによる床暖房を導入。不要なエネルギーを使わない工夫が施されている。

川にかかる橋や緑の棚田、点在する客室や細い路地など、谷あいの集落を思わせる風情ある景観も、地形を生かした設計によるものだ。

「敷地内の樹木は工事中も伐採せずに一度移し、またもとの場所に植え直したんです」と並木さん。「お客様には、非日常のリゾートを味わいながら、ゆったりと自由にくつろいで頂きたい。エコは不自由を強いるものではないと実感してもらえるはずです」と話す。

そもそもリゾートとは自然あってこそ。「星のや 軽井沢」では、美しい四季の彩りに癒やされる、本物のリゾート体験が誰でも堪能できるのだ。

野鳥の森ネイチャーウォッチングに参加

「星のや 軽井沢」では、大人の軽井沢自然体験と題したエコツアーを開催している。軽井沢の自然を熟知した「ピッキオ」のガイドが、稀少な野生動物が住む国設の野鳥の森を案内してくれる。

「ピッキオ」とは、エコツーリズムを実践する専門家集団。星野エリアに隣接する野鳥の森で、子ども向けから大人向けまで、多彩なネイチャーイベントを行っている。

今回参加したのは、朝9時からのガイドツアー「野鳥の森ネイチャーウォッチング」。天気や参加人数に関わらず、4月から11月にかけては毎日実施されているうえ、予約不要なので、誰でも気軽に参加することができる。

解説を聞きながらの2時間の行程は、野鳥の鳴き声を聞き分けて楽しんだり、小さな虫の生態に驚かされたり、カモシカやツキノワグマの痕跡を発見したり、都会の生活では味わえない新鮮なことばかり。耳を澄まし、においを嗅(か)ぎ、感触を味わい、自然とは、五感を使って楽しむものなのだと実感。ガイドから伝わる情熱も、欠かせない要素だと知った。

器用に巻かれた葉が落ちているのを発見。これはオトシブミという虫の仕業で卵をこの中に入れ、孵化(ふか)させる。
雨が降りそうな天気に誘われて、カエルも出てきた。近くで見ると意外と愛敬のある表情で、ツアー客の人気者。
生まれたてのトンボ。ゴールドに輝きとても美しい。生まれてからほんの1、2時間しか見られない貴重な姿。
植物の養分を吸って泡の巣を作り、その中で生活をするアワフキムシ。弾力のある泡は雨にも負けないとのこと。
ツキノワグマが食事をした跡を見つけ、ジェスチャー付きで説明してくれるガイドさん。
森にたくさんいる鳥たちの声もすかさずキャッチ。鳴き声を聞き分けるコツを伝授してくれる。写真の鳥はエナガ。

ツアー終了後、「ピッキオ」の斉藤さんにエコツアーの魅力について伺った。

「エコツアーに参加すると、今まで見すごしていたものが見え、聞こえなかったものが聞こえるようになります。私たちガイドは、そのお手伝いをさせて頂いています。参加された方が、旅行を終えて自宅に戻っても、自然と触れ合ったことで少しでも生活が豊かになったように感じてもらえたら、うれしいですね」

自分でできるエコツアーを実践してみよう

リゾートに限らず、全国的にエコな取り組みが進められている昨今。気軽な近場への旅行でも、環境への取り組みに配慮したホテルを選んだり、移動手段に電車やバスなどの公共機関を使ったりと、実践できることから始めてみてはいかがだろうか。ゴミは持ち帰って捨てる、シャンプーやリンスを持参してホテルのアメニティを使用しない、などといった配慮は、個人でもすぐに取り入れることができる。また、遠いリゾートの自然を訪れるだけでなく、近隣の自然や地域の文化、歴史を知ることを目的としたエコツアーのプログラムも増えている。ぜひ今年の夏は、自分なりのエコな旅行を考えてみよう。

星のや 軽井沢

「もし日本が固有の文化を大切にしながら近代化の道を歩んでいたなら」をテーマとした、谷の集落。独自の技術で75%というエネルギー自給率を実現している。

〒389-0194長野県軽井沢町星野
TEL 0267-45-6000
http://www.hoshinoya.com/

(更新日:2007年07月09日)

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