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心地よい暮らし

地域とつながるボランティア〜経験と知識を生かす場所を見つける〜

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定年退職後の生活を充実させたい、リタイア後も社会の役に立ちたいなど、それぞれに夢や希望があるだろう。そうしたなか、地域でボランティア活動に取り組もうという人も多い。実際に、団塊世代の人材に注目したボランティアの募集もさかんだ。そこで今回は、さまざまな分野のボランティア活動を紹介。地域ボランティア実践者にも話を聞いた。

能力を生かし、地域に貢献

(出典:内閣府国民生活政策 平成17年度 国民の意識とニーズ調査より)

2005年に内閣府が行った意識調査によると「地域の人々との交流」を大切に思っている50代、60代の割合はなんと調査した人数の90%以上。多くの人が地域交流の重要性を感じていることが分かった。さらに、ボランティア活動への参加意欲も年齢が上がるとともに高まり、40代で過半数、50代、60代では約70%の人がボランティア活動に関心を持っているという結果に。ビジネスマンを含むこの世代の半数以上が、会社を離れても何らかの形で社会とのかかわりを保ちたいと感じ、ボランティア活動がセカンドライフの選択肢のひとつになっているのだ。

そこで注目したいのが、地域社会を活動拠点とするボランティア。「自分に何ができるのか分からない」「ボランティアはハードルが高い」という人も、長年住んでいる地域での活動ならばトライしやすいのではないだろうか。

地域のボランティアというと、ゴミ拾いなどの清掃・美化活動や緑化活動を思い浮かべる人が多いかもしれないが、それぞれが企業社会で磨いてきた専門のスキルや知識、豊富な経験を生かせるボランティアの場も増えてきている。たとえば、小学校で子供たちに自分の職業について話をするティーチングアシスタントや、経理や財務の経験者がボランティア団体の運営に関わるなど、社会経験を生かす場は多くある。自分の能力を発揮できる新たなフィールドを探してみよう。

生活の幅が広がるボランティアを見つける

千葉県国際交流センターに登録し、留学生のホームステイを受け入れているファミリー。(提供:千葉県国際交流センター)
千葉県国際交流センターのホームページへは、千葉県のオフィシャルサイトから直接ジャンプできる。まずは自分が住む市や都道府県のウェブサイトから情報を得よう。

身近な地域で活動できるボランティアを探すために、まずは、住んでいる都道府県や市区町村のホームページで情報収集するのがおすすめだ。特技、専門性を生かせる分野のほかにも、改めて趣味の分野へトライしてみるのもいい。

たとえば歴史や美術に関心がある人にぴったりなのが、美術館・博物館ボランティアだ。神奈川県立歴史博物館では、県内在住者に限り、毎年ボランティアを募集している。現在は、ボランティア入門講座を修了した20〜70代のボランティア124名(男性65名、女性59名)が、特別展示の作品解説や案内などを行っている。このように館内ツアーやワークショップのサポートなど、全国の美術館・博物館にボランティアの活躍の場がある。各地の施設が検索できる美術館ボランティア検索データベースもあるので、近くの美術館や博物館を調べてみよう。

また、地域の外国人への語学ボランティアもある。千葉県国際交流センターでは、国際交流事業への参加を希望する県民を対象に国際交流ボランティア制度を設置。ボランティアに登録すると、県内の国際交流事業のイベント時の通訳や、在住外国人への情報提供の際の翻訳などのボランティア活動を紹介される。

環境保護の分野でもボランティアの力が期待されている。東京を中心に、自転車をより有効活用しようという考えを掲げる市民活動グループ「アーバンエコロジー東京」では、環境・都市・自転車をテーマに、環境負荷のかからない都市づくりのビジョンを提案。活動の柱である東京自転車グリーンマップづくりに協力してくれるボランティアを募っているという。

また、住み慣れた地に関する知識や土地勘を生かし、歴史や魅力を観光客に伝える観光ボランティアも、全国各地で行われている活動のひとつ。そこで今回は、実際のガイドボランティアの声を聞くため、人気の観光エリア・鎌倉で活動する「鎌倉シルバー・ボランティアガイド協会」が主催するガイドツアーを取材。ガイド歴3年半という松本隆(68歳)さんに話を聞くことができた。

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