実際にフリーマーケットに出店する場合、一体何から始めたらいいのだろうか。赤池さんは、何よりもまず下見に出かけるのが大事だと話す。
「誰でも気軽に行ける場所ですので、まずはお客さんとして散歩がてら出かけてみましょう。会場によって雰囲気やお店の傾向が違うので、それが自分に合っているか見るのが一番です。そして実際に買い物をして、出店している人と話をしてみると良いと思います」。
下見の際は、どんな商品が多いか、どんな客が多いかをチェックすると良い。そうすれば、自分が出そうと思っている商品がその会場に合っているかがわかるはずだ。いくつか会場を下見するうちに、自分に合っている会場が見つかるだろう。
どんな商品にどのくらいの値をつけているかも見ておこう。自分が値段を決める際に役に立つ。商品の陳列方法も参考になるのでチェックを。
また、会場には主催団体のスタッフがいる本部が設置されているので、のぞいてみよう。疑問があれば、そこで直接話を聞くこともできる。荷物の搬入場所や駐車場なども確認しておけば、当日慌てなくてすむ。
フリーマーケットを開催している場所や日時は、インターネットで検索できる。「東京 フリーマーケット」のように、地名の後にスペースをあけて「フリーマーケット」と入力し、検索エンジンで検索してみよう。フリーマーケット情報を掲載した雑誌が出ている地域もあるので活用を。市区町村が行っているものや地域のお祭りで行われるものは、インターネットや雑誌では見つからないこともある。「回覧板や市報などでチェックを。市役所などに電話で問い合わせてもいいでしょう」と赤池さん。
出店には、事前に予約が必要だ。開催団体のサイトから検索した場合、ネット上で申し込みできる場合がほとんど。団体ごとに方法は異なるのでホームページや電話で確認しよう。

最後に、初めて出店する人へのアドバイスを赤池さんに挙げてもらった。
「当日はお客さんの対応に追われ、予想以上の混雑に慌てる方も多く見うけられます。値段は当日お客さんの反応を見ながら決めようと考える方もいますが、慣れないうちは前もって値段を決め、値札をつけておくほうが懸命です。また、始めからたくさん商品を並べると、お客さんが殺到します。少しずつ出していくといいでしょう」
混雑を回避するには、場所選びも重要だ。とくに2面が通路に面している角に店を構えると両サイドから多くの客に声をかけられ、対応できずに混乱してしまうことがあるという。初めて出店するときは、角ではなく、1面だけが通路に面した両隣のあるスペースを選ぶと良い。
また、残念ながら、混雑に紛れて商品ではない私物や履いてきた靴が盗まれるなどのトラブルの報告もある。貴重品などの私物は商品としっかり区別し、保管しておこう。
紛失や盗難のトラブルを避けるには、家族や友人と一緒に参加すると安心だ。一人の場合は、レジャーシートが役に立つ。下に敷くものとは別に、予備のレジャーシートをもう1枚用意して行こう。「開店前やトイレに行くときに、レジャーシートをかけておくといいですよ」と赤池さん。このほか、日よけや突然の雨よけになるパラソルやテント、ゴミ箱などもあると重宝する。
マナーも心得ておこう。朝一番にまず隣の人にあいさつを。細かいことだが、境界線から荷物がはみ出さないように注意し、BGMを流す際は隣に了承を得てからにする。こうした気遣いが、1日を気持ちよく過ごすためには大切だ。

東京リサイクル運動市民の会は、地球環境に負担をかけないライフスタイルを提唱する「MOTTAINAIキャンペーン」に参加。同会が主催するフリーマーケットの会場には、古着、古本、DVD、CD、使用済み天ぷら油を回収する「MOTTAINAIステーション」を設置している。収益金は植林活動や教育支援などに使われる。出店するほどではない人でも、使わなくなったものを人に活用してもらえるので、出かけてみてはいかがだろう。「MOTTAINAIステーション」を設置したフリーマーケットの開催の詳細は、ウェブサイトに。

1992年、古着などの資源回収などを行う団体として発足。発足当時は資源回収の会場の空きスペースでフリーマーケットを行っていたが、現在は大規模な会場でも多数主催している。
TEL 03-3384-6666
住所 東京都中野区弥生町4-14-2
URL http://www.trx.jp/

(更新日:2007年09月10日)
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