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心地よい暮らし

都市に息づく緑 新しい街づくりのカタチ

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緑あふれる環境のなかで働き、暮らし、遊ぶ。こんな夢のような都市生活を実現するために、東京の街づくりが変わってきている。今回は六本木ヒルズや東京ミッドタウンなど、時代とともに変化する都市づくりを追った。「自然との共生」を軸に先進的な街づくりに取り組む森ビルの広報担当竹内州さんに、その理念と思いについてうかがった。

自然との共生を目指す東京

東京都大田区の「モニュメント スクウェア」は環境共生集合住宅。ビオトープ池にはカエルやメダカが生息している(提供:大和ハウス工業)

自然環境の保護が、地球規模での課題となっている。

東京都は、ヒートアイランド現象の緩和や、鳥や虫たちの生育保護、心に潤いをもたらす美しい景観の向上などを掲げた「緑の東京計画」を2000年に発表。01年度から15年度までの15年間に取り組むべき緑づくりについて、その目標と方向性を明らかにした。都民の自主的な協力で子どもたちが緑や水辺に親しめる公園の整備をしたり、緑のボランティアセンターによる都民活動の支援をおこなったりしている。

また建設会社など民間企業の間でも、都市づくりの概念が「人の生活と自然との共生」へと大きく変わりつつある。ダイワハウスは、「緑豊かな街づくり」をテーマに、優先的に緑を取り込んで効果的な空間を生み出すことに成功している代表企業のひとつといえるだろう。たとえば、集合住宅には樹木を生かした小径を造り、分譲住宅のアプローチには木々を植え、環境に配した良質な街づくりを計画的に進めている。独自に緑化のガイドラインを設けた自然あふれる住環境の普及は、居住者のみならず周辺地域の住民にとっても、よりよい環境の提供になるはずだ。

東京だからこその緑の在り方

海に面したロケーションを生かしたゆったりとした造りの「アーバンドック ららぽーと豊洲」。ゆりかもめや水上バスからもその景観を楽しむことができる(提供:三井不動産)
周辺の街並みとの調和を重視し、木々が植えられた町並みの東京ミッドタウン。防衛庁時代にあった樹木約140本を積極的に保全・活用している(提供:三井不動産)
東京ミッドタウンの道路沿道にはサクラを配置して桜並木を形成(提供:三井不動産)

三井不動産による「アーバンドック ららぽーと豊洲」や「東京ミッドタウン」、森ビルによる「アークヒルズ」や「六本木ヒルズ」など、都内ではさまざまな都市開発が行われている。これら21世紀の新たな街デザインに共通する概念は、四季の自然を身近に感じられる都市空間の創造だ。

約60ヘクタールの街づくりが進む豊洲エリアに誕生した「アーバンドック ららぽーと豊洲」は、造船ドッグ跡地を生かした大型商業施設。海に面したロケーションに公園や遊歩道を設け、水上バスの発着施設を整備するなど、水辺に親しむ今までにない東京の暮らしが提案されている。六本木の新名所「東京ミッドタウン」は、隣接する檜町公園と一体整備した複合開発地。広大な緑を生かしたオープンスペースをはじめ、オフィス、賃貸住宅、レストランやデザイン関連施設など、さまざまな機能や多様性を展開することをコンセプトに掲げている。

パブリックスペースにアート作品を設置したり、建築デザインに日本の伝統的な意匠を取り入れたりしているのも特徴的だ。ひろびろとした緑の空間が、ここで働く人や生活する人、訪れる人々の豊かな憩いの場となっている。

06年に20周年を迎えた港区の「アークヒルズ」は、都心部での国内初の民間による大規模再開発事業。森ビルの街づくりの原点プロジェクトでもある。今や名所にもなっている150本の桜並木や、四季の草花が楽しめる7つの庭園「アークガーデン」は、施工当初より環境に合った植物を選んで定着させ、街とともに育んできた努力のたまもの。以降、六本木ヒルズや表参道ヒルズなど数あるヒルズシリーズにおいて、自然に親しむ都市生活の実現を続け、都心に季節感あふれる風景をもたらしてきた森ビル。都市緑化に向けてリードを続ける森ビルの都市開発への理念と、緑を通じた地域社会とのコミュニティーづくりについてうかがった。

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