朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

ライフスタイル

  • バックナンバー

ペットと暮らす

ドッグアドバイザー 高田由香がお届けするペットのQ&A|ペットなんでも相談室 Vol.5|無駄吠えは無駄ではない?

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。

あっという間にもう12月。「師走」の文字通り何かと慌しく、ペットのお世話が後回しになってしまいがちな季節です。飼い主さんに構ってもらえず、わざと困らせるようなことをしたり、ストレスをためてしまったりするペットがたくさん見られます。

慌しい中でも「ペットとのコミュニケーションの時間」を作って、飼い主さんもペットもほっと一息ついてもらいたいな、と思います。

年末年始はお客様がいらっしゃっるので、配達物が多くなります。

そんな時に「切実な悩み」としてよく伺うのが今回のご相談です。「うちの子も同じ!」という飼い主さん、多いのではないでしょうか?

相談

来月で4歳になるコーギーの長男(一人っ子)ですが、電話やインターホンに異常に反応して狂ったように吠(ほ)えるクセがどうしても直りません。無視はもちろん、「あっ!」と言ってみたり、缶にコインを入れて「ガシャン」と気を引いてみたりするなどいろいろ試したのですが効果はありませんでした。どうやら、電話やインターホンが鳴って主人や私が部屋から出て行く事が許せない様子です。

吠えてしまう「理由」を考える

わんちゃんが吠えてしまうのには理由があるのです

本題に入る前に、飼い主さんにお伝えしておきたいことがあります。

わんちゃんが飼い主さんを困らせて吠えてしまうことを「無駄吠え」と言いますが、この呼び方はあくまで人間目線の呼び名です。わんちゃんたちが無駄に吠えることはほとんどなく、吠えることにはそれぞれしっかりとした理由があるということを飼い主さんに理解していただきたいと思います。

では、早速本題に入りたいと思います。

吠えることを直してあげたい場合、まず「何に対して吠えているのか、どうして吠えているのか」を考えます。インターホンや電話の音が怖くて吠えてしまうのでしょうか、それとも来客がうれしかったり電話の音が楽しくて思わず吠えてしまうのでしょうか。

今回のコーギーくんの場合、「飼い主さんを見張るお仕事」の一環として吠えているようですね。「部屋から慌てて出ていっちゃダメじゃないか!」と飼い主さんを指導しているのかもしれません。

コーギーくんは、インターホンや電話の音が鳴ると家族が慌てて部屋から出ることが嫌なわけですから、まず「音が鳴っても時にはそのまま部屋にいることもある」イメージをつけてあげてみましょう。

本物の来客時や電話がかかってきた時にはもちろんできませんから、家族の誰かが外からインターホンを鳴らしたり、ご自身の携帯電話からおうちの電話にかけてみる、などしてみて、イメージ付けと音自体に慣らせることを同時に行ってみてください。

もし普段も何かに対して吠えることがあるようなら、「シー!」という合図で吠えるのをやめたり、3回吠えたら吠えやめる、などの練習をごほうびを使ってしておきましょう。

「対症療法」より「原因療法」をこころがけて

飼い主さんのために何かお仕事をしたいんです

吠えてしまうことは飼い主さんをとても困らせます。それ故に、早く直したい一心でついつい缶をガシャンと鳴らすなどの対症療法に頼りがちです。

対症療法で完全に直ればとても良いのですが、効果はあっても長続きしない場合が多いようです。

今回のコーギーくんの場合、「飼い主さんを指導してしまう立場にある」ことが吠えの原因。コーギーくんに「それは勘違い。お父さんやお母さんの方が上の立場なのだから、指導してくれなくてもいいよ」と伝えてあげることが一番の解決法になります。

コーギーくんに一番わかりやすく伝わるのは、飼い主さんが決めた「おうちのルール」を飼い主さんのリーダーシップの下、しっかりと守らせることです。

「ごほうびをもらう時は必ずお座りをする」「ごはんを食べるときは5秒間待てをする」なども立派なおうちのルールです。飼い主さんが一貫性を持ってルールを守らせることで、「そうか、このおうちでリーダーなのはお父さんとお母さんなんだ」と理解できるようになります。

そのルールの中に「お仕事」を入れてみると良いですね。「お仕事」と言っても、難しいことではありません。例えば、「インターホンが鳴ったら3回だけ吠える」「電話が鳴ったら隣の部屋にあるおもちゃを持ってくる」というのもお仕事です。これができれば吠え続けることは回避できるようになります。

コーギーはもともと牧場で牛の群れを集めていた「お仕事犬」。ペットとして飼われるようになった今でもご先祖代々の「飼い主さんのために何かお仕事したい!」というDNAは脈々と受け継がれています。

それ故にたまに「勘違いなお仕事」をして飼い主さんを困らせてしまうこともありますが、「正しいお仕事」を教えてあげれば喜んで頑張ってくれる飼い主さん思いなわんちゃんです。

コーギーくんは4歳のまさに「働き盛り」。飼い主さんからすてきなお仕事をたくさんもらってくださいね。

(更新日:2006年12月12日)

ペットに関する相談はこちら

プロフィール

高田由香(たかだ・ゆか) ドックアドバイザー

高田由香(たかだ・ゆか)

ペット可の集合住宅でのしつけ教室やセミナー、イベントの企画・運営などに携わり、「人間と犬が自然に共生できる社会」を目指して精力的に活動中。

カフェ&わんこの保育園&グッズショップ一体型「Parco del Cane(パルコ・デル・カーネ)」をご主人とオープン。愛する夫と愛する子供達(キースホンド1匹、コーギー2匹、ダルメシアン1匹)との6人(?)家族。趣味はサッカー観戦。イタリアセリエA「ACミラン」の熱烈サポーター!

「Parco del Cane(パルコ・デル・カーネ)」

http://yukablog.tripletta.com/

〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-31-18

TEL/FAX:03-3708-3425

営業時間

 カフェ-AM11:00〜PM8:00

 保育園-AM9:00〜PM7:00(早朝・延長保育有り)

店名の由来=ワンちゃんの広場(イタリア語)

画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。