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こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。

桜の季節が終わると新緑の季節になりますね。わんちゃんとのお散歩やお出かけがますます楽しくなる季節です。

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おーい、まだかーい?待ってるよ

我が家は犬が4匹の大家族。お散歩はなかなか4匹一緒に行くことはできません。

先日久々に4匹一緒にお出かけした先は、なんと獣医師さん。4匹で狂犬病の予防接種を受けに行きました。行き先が獣医さんでも4匹でお出かけできるのはとても楽しいらしく、誰が先頭を歩くか相談したり、誰かが遅れると待ってあげたりとピクニック気分で歩いているようでした。

お散歩はわんちゃんも飼い主さんもリラックスして楽しめることが一番なのですが、そうもいかない場合もあります。

今回はお散歩に悩むジャックラッセルテリアちゃんとその飼い主さんからのご相談です。

相談

ジャックラッセルテリア(メス3歳、生後3カ月でブリーダーから購入)を室内で飼っています。基本的なしつけはしていますが、2歳くらいから散歩中に気が合わない犬に対してすごい勢いで吠(ほ)えて向かっていこうとします。(リードで抑制するので二足歩行状態)。仲良しの犬にはそのようなことはまったくしませんし、普段の生活ではまったく吠えないおとなしい子です。人を噛(か)んだこともありません。おやつで気をそらすような状況ではなく、今は犬を見つけたらこちらから逃げるか、間に合わなければ走ってその場を立ち去っています。何か解決方法はありますか?

お散歩中に吠えてしまう理由はいろいろ。リード(引き綱)で飼い主さんと繋(つな)がっている気分でいつもより強気に出てしまう、逆にリードで繋がっているため相手に近寄られても逃げ場が無いと不安に感じ、誰にも近寄られないように吠えて追い払ってしまう、などの理由が考えられます。

よその犬をいち早く見つけて「あなた何なのよ!」と吠えてしまうわんちゃんと、よその犬に出合わないようにあたりをきょろきょろ見回しながら歩く飼い主さんが目に浮かびます。

ご相談のジャックちゃんですが、普段の生活ではとてもおとなしく、仲良しのお友達には吠えることも無いとのこと。とても良い子ですね。

ちなみに、ジャックちゃんは2歳くらいから変わってしまったとのことですが、2歳はわんちゃんが「大人になる通過点」と考えられます。

子犬時代に経験を積み、家族との生活も落ち着いてきて、プライドが出てくるのがこの時期。子犬時代に気にならなかったことを急に気にしだしたり、失敗を恐れたり、恥ずかしく感じたりするようになる傾向にあります。

2歳くらいになってわんちゃんの変化が表れたら、「うちの子も大人になったのだな」と慌てずに大きな目で見守ってあげて欲しいと思います。

「吠える癖」を忘れてもらうには…?

では早速ジャックちゃんのお悩みの解決法を考えていきましょう。

まず現在のジャックちゃんに対しての対症療法からお話しいたします。

飼い主さんがおっしゃる「走ってその場を立ち去る」のも良い方法です。わんちゃんの横を走り抜けるに時に吠えさせない工夫をしてみましょう。

これは「ジャックちゃんが吠えることを未然に防ぐ」方法で、吠えるチャンスを与えないことで「癖」を徐々に忘れてもらうやり方です。

方法はいろいろですが、例えばわんちゃんの横を走って通り過ぎるときに飼い主さんが歌を歌ってジャックちゃんの気を引いてみる、などというのも一つです。ジャックちゃんは「え、ママ、どうしたの??」と飼い主さんの歌に気を取られているうちに吠えることを忘れてしまうこともあります。

吠えずに走り抜けることが出来たら、たくさんほめてあげてください。吠える癖が少し治まってきたら、走り抜ける速度を徐々にゆっくりにしていってみましょう。

「この子、またわんちゃんに吠えるんじゃないかしら?」という飼い主さんの緊張や不安がリードから伝わって、ジャックちゃんまで不安になって吠えてしまう場合もあります。

飼い主さんも緊張しすぎず、「この子が吠えてしまったら、相手の飼い主さんに会釈をしながら走り抜けよう」くらいの気持ちでお散歩をしてみてください。

「初めて会う子」に慣れる方法

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「見て」ができたらよくほめて

次は対症療法と同時進行で進めていただく原因療法についてです。

ジャックちゃんは仲良しのお友達に吠えてしまうことはない、とのこと。初めて会う子や通り過ぎるだけでかかわりを持つことが無い子に対して不安な気持ちを持ったり、緊張したりしてしまうのでしょう。

仲良しのお友達と遊ぶだけではなく、ドッグランなどに行ってノーリードの状態になっていろいろな大きさ、年齢のわんちゃんとかかわってみると良いと思います。

たくさんのわんちゃんとかかわることで、ジャックちゃんが「世の中にはいろいろなわんちゃんがいて、気が合う子もいれば合わない子もいる」と「犬慣れ」をして、初めて会うわんちゃんにも緊張や不安を感じないようになる練習をしましょう。

同時に、おうちで飼い主さんに名前を呼ばれたり、「見て!」と指示されたら必ず従う練習をしておきましょう。

おうちの中でできるようになったら、次は人通り・犬通りが少ないところで練習、そこでもできるようになったら犬が集まったりお散歩コースになっている場所で練習、という具合に徐々にステップアップして、お散歩でのすれ違いの時でも飼い主さんに呼ばれたら、飼い主さんの顔を見ながら(すれ違うわんちゃんを見ないで)通り過ぎることができるようにしましょう。

さらにステップアップして、よそのわんちゃんが歩いてきても、飼い主さんにアイコンタクトしたままお座りをして、相手が通り過ぎるのを待つようになれればとてもすてきですね。

ジャックラッセルテリアは、もともとネズミ捕りをして人間を手伝っていたお仕事犬です。知力も体力もあるわんちゃんなので、少しでもストレスがたまると自分でお仕事を探してしまう場合が多いです。そのお仕事がたまたま「お散歩中によその子を追い払う」だったり「テーブルの上に置いてあるものをジャンプして落としてみる」だったりするだけなのです。

お散歩で体力面での満足を与えてあげるだけでなく、普段からいろいろなトレーニングを取り入れて知力面での満足を与えてあげると同時に「飼い主さんに言われたこと、指示されたことをしっかり守ること」をお仕事にできるようになるとベストです。

「ママの言う通り、よその子が来てもママの顔を見ていられたらたくさんほめてもらえる」ということが理解できれば、わんちゃんとすれ違うことを楽しく感じてくれるようになると思います。

ジャックちゃんは3歳で一番元気な時期。正しいお仕事を教えてあげて、楽しいお散歩・お出かけをしていただきたいと思います。元気なあまりにたまに失敗してしまうのは大目に見てあげてくださいね。

(更新日:2007年05月22日)

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プロフィール

高田由香(たかだ・ゆか) ドックアドバイザー

高田由香(たかだ・ゆか)

ペット可の集合住宅でのしつけ教室やセミナー、イベントの企画・運営などに携わり、「人間と犬が自然に共生できる社会」を目指して精力的に活動中。

カフェ&わんこの保育園&グッズショップ一体型「Parco del Cane(パルコ・デル・カーネ)」をご主人とオープン。愛する夫と愛する子供達(キースホンド1匹、コーギー2匹、ダルメシアン1匹)との6人(?)家族。趣味はサッカー観戦。イタリアセリエA「ACミラン」の熱烈サポーター!

「Parco del Cane(パルコ・デル・カーネ)」

http://yukablog.tripletta.com/

〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-31-18

営業時間

 カフェ-AM11:00〜PM8:00

 保育園-AM9:00〜PM7:00(早朝・延長保育有り)

店名の由来=ワンちゃんの広場(イタリア語)

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