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こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。
季節は初夏。カラッと気持ちのいいお天気の日もあれば、じめじめした日が続くこともあります。
保育園の「お散歩の時間」は、普段午前中なのですが、暑くなってくると夕方に行くようにしたり、雨が降ってきてしまうと中止になってしまいます。
お散歩にいけない日は、教室での「お勉強の時間」がいつもよりも長くなります。
体のストレスを発散できない分、頭を使ってストレスを発散してもらう方法です。お勉強といっても難しいことではなく、ケージをいくつかならべて「ハウス!」の掛け声でいっせいに入ったり、「だるまさんが転んだ」方式で「待て」の練習をしたりなので、わんちゃんたちはゲーム感覚で楽しんでくれているようです。
「新入生」のわんちゃんに、「上級生」のわんちゃんがお手本を見せてくれることもあるんですよ。
保育園にも子犬のお友達が何匹か入園してくれました。春にペットを新しい家族として迎え入れたご家庭も多いようですね。
今回のご相談は、2カ月のミックスちゃんのご家族からのご相談です。

生後2カ月のミックスですが、サンダル、紙、手当たり次第に噛(か)み、最近は飼い主の手も噛みます。最初は甘噛みでお遊びでしたが、近頃は真剣に噛みます。叱(しか)るのは3カ月過ぎてからにして、それまではノビノビ育てようと思っていますが、周りは早くしつけた方が良いと言います。どうなのでしょうか? お教え下さい。
いろいろな物の感触が楽しく、つい噛んでしまう子犬ちゃんは多いです。ただ、子犬の歯は薄いので噛まれると痛いのも事実ですよね。
家族の一員として、そして人にもよその犬にも愛されるわんちゃんになるために、おうちに迎え入れたその日から楽しく暮らしていくためのルールを子犬ちゃんに教えてあげてください。
まず、「家族の『ルール』を守ること」を教えてあげてください。
子犬を迎え入れたら、まず家族の皆さんで「我が家の教育方針」を決め、その教育方針にそって、おうちの中でして良いこと・悪いこと、お外での振る舞い方など家族全員でしっかりとしつけてあげてください。
家族のルールを守ることはしつけの第一歩。「ボクは家族の一員なんだ」とわんちゃんが認識するきっかけになります。
その「ルール」の中に、「どんなことがあっても噛み付かない」という項目を加えていただきたいと思います。
ご相談のわんちゃんのように、最初は遊んで甘噛みでも、徐々に要求を通したい、嫌なことがあった、などの意思表示に「噛むこと」を使うようになってしまう場合があります。
また、家族だけはなく、よその人を噛んでケガをさせてしなうようになってしまったら大変です。噛む癖は力が強くなる前に直しましょう。
わんちゃんが噛んで遊びたいようだったら、固いゴムでできたコングなど噛んでも良いおもちゃを与え、手当たり次第何でも噛んでしまうことをやめさせ、「噛んで遊んでいいのはコングだけなんだ」と認識してもらいます。
人を噛むときはいろいろなケースがあると思います。
飼い主さんとの遊びに夢中になって、つい興奮して噛んでしまうような時は、それほど痛くなくても「痛い!」とオーバーに声を上げ、遊びをやめてその場を立ち去ってしまいます。しばらくしてわんちゃんの興奮が治まったら、遊びを再開してあげてください。
また噛むようだったら、同じことを繰り返し、わんちゃんに「噛んだら飼い主さんは遊んでくれない、いなくなってしまう」と覚えてもらいます。
要求が通らなくて噛むような場合は、「噛んでも絶対に要求は通らない」を覚えてもらいましょう。
わんちゃんが噛んだら「イケナイ!」と低い声(大きな犬が唸るイメージで)で叱り、「リラックスポジション」(服従の姿勢。わんちゃんを仰向けにして落ち着くまで押さえること)をしたり、わんちゃんの目をじっと見つめて「イケナイ!」と伝えてください。
わんちゃんが落ち着いたら、もう一度手をわんちゃんの口のあたりに持っていってみてください。手を噛まずにいたらたくさんほめてあげください。まだ噛んでしまうようだったら、同じ方法を根気良く繰り返してください。
「まだ子犬で、噛まれてもそれほど痛くないから」「歯の生え替わりで痒いのだろうから」と噛むことを許してしまっていると、大人になって力が強くなっても噛む癖がついてしまうことがあります。その時になって初めて「痛いからダメ!」と伝えても、わんちゃんにとってみれば、「小さい頃は同じことをしても許してくれていたでしょ」という気持ちで、なかなかやめてくれないことが多いです。
ミックスちゃんはまだ2カ月。噛み癖を直すしつけはもちろんですが、家族のルールを一つずつ教えてあげてどんどん絆を深めてくださいね。大好きな人や尊敬する人の言うことは、わんちゃんは自然と聞きたくなるものです。人間だって、同じですよね。
(更新日:2007年06月26日)

高田由香(たかだ・ゆか) ドックアドバイザー
ペット可の集合住宅でのしつけ教室やセミナー、イベントの企画・運営などに携わり、「人間と犬が自然に共生できる社会」を目指して精力的に活動中。
カフェ&わんこの保育園&グッズショップ一体型「Parco del Cane(パルコ・デル・カーネ)」をご主人とオープン。愛する夫と愛する子供達(キースホンド1匹、コーギー2匹、ダルメシアン1匹)との6人(?)家族。趣味はサッカー観戦。イタリアセリエA「ACミラン」の熱烈サポーター!
http://yukablog.tripletta.com/
〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-31-18
営業時間
カフェ-AM11:00〜PM8:00
保育園-AM9:00〜PM7:00(早朝・延長保育有り)
店名の由来=ワンちゃんの広場(イタリア語)
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