南青山で「ギャルリー ワッツ」を主宰する川崎淳与(あつよ)さん。つねにアートと共にある暮らしを実践なさっていますが、今日はごく一般的な洗面室やトイレが、アートの力でどんな魅力的な空間になるかを提案していただきました。

川崎さん 一日の始まりの場である洗面室は、常に美しく調えたい空間です。
ただ歯ブラシなどの日用品が並ぶだけでは寂しいでしょう。現実的な日用品は、できれば隠したほうが良いと思いますが、歯ブラシなどを洗面台に置く場合は、そばにきれいな小物を置くだけで、その生活感は薄れていきます。

そして洗面室で、ぜひおしゃれをしてほしいのが、タオルなどのホームリネンです。私は、清潔感のある白いタオルが好きですが、洗面室が暗い場合、またパーティでゲストを迎えるときなどは、カラフルなタオルで華やかに演出するのも楽しいでしょう。またバスローブはオシャレで幸せの家の象徴、家族全員のものをディスプレイしてはいかがでしょう。

もちろんアートの要素も忘れないで下さい。洗面台のコーナーには、個性的なモンステラの葉と一緒に、動きのある絵と立体をしつらえました。水栓の上の棚には、お気に入りのインクびんを、ガラスのリネン棚に飾ったのは、わが子や孫のおもちゃです。いずれも、あまり欲張らず、余白をもって飾ることが美しさのポイントです。

こうして家の中がきれいになったら、ご主人を始め家族の方たちは、「きれいだね」「素敵だね」と言葉にだしてほめてほしいですね。妻が頑張ったら夫がほめて、夫が頑張ったら妻がほめて。この年まで生きてきたのだから、お互いに気遣うことで、よりよい空気が流れるはずですよ。

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