![]()
神戸のシーサイドタウン・須磨を探訪し、海の魅力を感じ、歴史の奥深さに触れることができました。最終回は、このまちで暮らし、まちを盛り上げる人たちとの出会いをお届けします。訪れた場所ではどこでも、須磨を愛し、須磨でがんばる人たちのすてきな笑顔に出あいました。
JR須磨駅に降り立つと、潮の香りと波の音に迎えられる。手を伸ばせば届きそうなところに広がる白砂の海岸。そして山側の駅前には須磨浦商店街。立派なビルやアーケードはないが、どこか懐かしくホッとするような雰囲気がある。
須磨浦商店街は約50年の歴史があり、山陽電鉄須磨駅までのエリアにある80店が協力し合い、より良いまちづくりに取り組んでいる。商店街振興組合理事長で金物店店主の土井育男さんは「交通の便が良いのに、のんびり、ゆったりとしているのが須磨の魅力。その良さを残したまま、もっと充実した買い物ができる便利な商店街にしたいですね。地元の人も観光客も、子どももお年寄りも楽しめる“憩いのまちづくり”を進めています」と穏やかな笑顔で意欲を語る。

その雰囲気と海が近い環境を魅力に感じてやってきた外国人がいる。デンマーク出身のビャーネ・ハンボー・ハンセンさんだ。今年5月、兵庫県高砂市から移転してきたばかりのホットドッグ店「コペンハーゲン」のオーナーで、駅前のロータリーそばに、赤と白の看板がひときわ目立つ店を構えている。
ハンセンさんがつくるホットドッグやサンドイッチは、地元の人たちはもちろん、海水浴客にも人気を集めた。人気ナンバーワンメニューのコペンハーゲンドッグ(320円)は、北欧のソーセージにカリカリに揚げたフライドオニオン、自家製ピクルスがトッピングされボリュームたっぷり。デンマーク産甘エビやニシンなどを使ったサンドイッチも自慢だ。
「10年間船でコックとして働いた経験があるから、僕は海が好き。ヨットハーバーにもよく遊びに行きます。須磨は、まちの人たちが人生を楽しんでいるところが、故郷のコペンハーゲンによく似ています」とチャーミングな笑顔で呼びかける。

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Firefox1.5以上、Macintosh Safari 1.3以上、Firefox1.5以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。