趣味は、仕事を通して知人たちと飲み交わすことと言う神林さん。展示会では全国各地を旅し、家でもまた訪れる多くの人を親しくもてなす。「人生って遊びの延長だと思う。仕事を通してもいろんな出会いがあって、そこからまた見えてくるものがある。だから楽しいんですよね」
ゆるりと自然体に暮らす神林夫婦にとって、実は唯一のもめごとのタネは、庭。
「僕は森みたいにしたくて。果物の種やドングリを蒔いたり、苗もこっそり買ってきて植えてるんだけど、すぐ切られちゃう」
「だってね、茂らせるばかりで光と風を入れないと、みんなダメになるんだから。それでいつもケンカになるの」
以前の住まいでは草木を茂らせた挙げ句、巨大なヒルが住み着いたり、物置がツタで崩壊寸前に至ったこともあるとか。緑が心地よい現在の庭は、どうやら幾度ものバトルの結果生まれたもの。そんなあれこれを笑いながら話す2人を見ていると、なんだかちょっとほほえましい。

ダイニングの柱に、なぜか4個のキャスターが。実はこれ、背中のマッサージ用に取り付けたものだとか。柱にもたれてスクワットすれば、筋肉ほぐし&足腰の運動不足解消に。神林さんの住まいには、そんな楽しいアイデアが満載だ。

神林 學(かんばやし・がく)
1946年東京生まれ。人体をテーマにした塑像、ワイヤーワークを中心に個展・グループ展での発表を続けている。2006年は8/12〜19日・小泉道具店(国立)、9/9〜24日・ギャラリー灰月(松本)、9/21〜10/4日・創造ギャラリー茘(藤沢)、10/16〜20日・韓国でのグループ展、11月・菜の花(小田原)、12月・a/h.studio(自由が丘)などを予定。

文 :秋川 ゆか
写真:佐川 幸治
(更新日:2006年06月26日)
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。