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シンプルライフ

Vol.02 ノンビリゆったりが心地いい 夫婦2人で楽しむ「キャンプ」 佐々木 穂積さんを訪ねて

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先々に楽しみを用意しておくことが大切

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焼くだけの簡単な料理は佐々木さんが担当

玲子さんは元来、アウトドアとは全く無縁なタイプだったそうだ。趣味はガーデニングやリース作り、手芸。ふだんはパンツ姿で出掛けることも、まずない。

「キャンプなんて全然わからないから、最初はなにもかもめずらしくて。家族で何度も行くうちに、なんとなくなじんでしまいました」

「わが家のクルマ以上にノンビリだし、僕とはライフスタイルもまるで違うんです。よく付き合ってくれると感謝してます」

子供4人が小さい頃は、穂積さんの仕事も多忙をきわめた。毎晩の帰宅は遅く、長期の海外出張も多かった。

「だから、仕事の後に何かわくわくするような楽しみをセットしておくんです」

キャンプやバーベキューの計画があれば、その日のために今日を頑張る意欲も出る。日程が近づけば家族皆の気分も盛り上がる。キャンプ場では、子供たちにもどんどん火や包丁を使わせる。それが自信につながり、家族のチームワークも深まる。やがて子供が大きくなっても、夫婦で出掛けるキャンプの楽しみは続いた。

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食後のコーヒーはパーコレーターで
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川辺で2人、のんびり釣りを楽しむ

現在、佐々木さん夫婦はともに63歳。マイペースで仕事を続けている今も、先々に楽しみをセットしておく習慣は変わらない。孫の水泳大会の応援、花の植え替え、そしてキャンプ。

「毎日が平坦になっていくのはつまらないから。いつもなにかをおもしろがっていたい」

リースの材料にする木の実を拾ったり、ぼんやりと川で釣り糸をたれたり、ときには顔馴染みのキャンパーと会話を交わしたり。

「僕自身はせかせかしがちな人間だけど、キャンプの時はとことんアバウトにゆったりと。それが、次回も付き合ってもらうコツかな」

もうすぐ孫たちも自然の中で遊べる年齢になる。

「孫が生まれる前はよく娘夫婦ともキャンプしてました。そろそろまた一緒に行けるかもと話してるんです」と玲子さん。

アウトドアを愛する思いは、こうして次の世代へと引き継がれていく。

こぼれ話…

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モーリス・マイナー・トラベラーの特徴は後部の木枠。ところが長年乗っているうち、朽ちた隙間からキノコが生えたことも! 予備に取り寄せておいた木枠と交換して事無きを得たとか。このクルマで十和田湖までも遠出する。

PROFILE

佐々木 穂積(ささき・ほづみ)

佐々木 穂積(ささき・ほづみ)

1943年神奈川県生まれ。野球少年だった中学高校時代ののち、グラフィックデザインに携わりたくて美大へ進み、大手印刷会社のクリエイティブ部門で長年アートディレクターを務めた。ハッピーリタイヤメント制度第一号として55歳で退職。その後はデザイン会社に籍を置き、自分のペースでデザインの仕事を続けている。母、妻、長男との4人暮らし。

  文  :秋川 ゆか
写真:長尾 浩之

(更新日:2006年07月07日)

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