朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

ライフスタイル

  • バックナンバー

シンプルライフ

Vol.05 古アパートを改造して暮らす 「手間」こそ楽しいわが家 百瀬恒彦さんを訪ねて

  • ページ1
  • ページ2
  • ページ2

長年の賃貸から古いアパートへ

イメージ写真
外観は、モダンな一戸建てに見える

写真家の百瀬恒彦(ももせ・つねひこ)さんは、古い鉄筋アパートを改造した、ちょっとユニークな家に住んでいる――と、聞いてはいた。地図を頼りに入り組んだ路地を行き、それらしきものを探すが、ない。あったのは、モダンなたたずまいの白い2階建て。これが本当に、もとはアパートだった建物なのだろうか。

入り口は鉄の外階段をカンカンとあがった2階にある。

「この階段はね、アパートだった時のままなんです」と笑って出迎えてくれた百瀬さん。そばでは愛犬のナナも大歓迎の様子だ。

イメージ写真
アパート2室の壁を抜いたリビングは約30畳

中は約30畳の広々としたリビング。白い空間にゆったり置かれた古家具が、なんとも心地よい。屋内のところどころには、自分で和紙にプリントしたモノクロ写真が掛けられている。ジョディ・フォスター、オノ・ヨーコ……。ことに1995年にマザー・テレサを撮影したいくつもの作品は、気配も穏やかな室内で強く目をひく。

百瀬さん夫妻が、初めて家を持とうと考えたのは8年前のことだ。20年あまり暮らしていた賃貸マンションで、ある日、上階の部屋が空いて募集がかかった。きれいにリフォームされているにもかかわらず、長年住んでいたわが家より家賃は安い。

「カチンときたんです。いくら家賃を払ってもドア1枚すら自分のものにはならないし、不具合を修理してくれるわけでもない。あんた、ここで死ぬつもり?ってカミサンにも言われ、これはいけない、と」

イメージ写真
丸柱の向こうは外廊下だった場所

とりあえずは購入の頭金を作るため、事務所にしていた妻所有のマンションを売ったはいいが、どこに住むかのアテはない。資金計画を銀行に相談すると、東京で更地を買うのは到底ムリ。でも、建て売りではつまらない。

「懇意になった不動産屋に、なんでもいいからヘンな物件を持って来いと頼んでおいた。で、数カ所目に、これはダメでしょうけどと案内されたのが、ここ」

2〜3年にわたって空き家のままだった4世帯用アパートは、畳にカビが生え、ほとんど廃墟と化していた。

次のページへ
画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。