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Vol.15 友が集まる自宅パーティーの自慢は「創作イタリアン」 吉田富一さん、佐由子さんを訪ねて

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15年間続けてきたイタリアンのもてなし

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食事のあい間に手早く次の料理を準備

独身時代から料理が得意だった富一さんが、佐由子さんと出会ったのは15年前。「きっと合うはず」と判断した人が間に立っての見合いだった。ピアノを教えながらライブハウスなどでジャズやブルースを弾いていた佐由子さんは、

「2人ともイタリアが好きで、食べることも大好き。初対面からおかしいくらい話が弾んで、すぐ結婚を決めました」

新婚旅行ももちろんイタリアだ。あちらこちらと食べ歩き、めずらしい食材もたっぷりと買い込んだ。帰国すれば、新婚家庭には互いの友人たちも訪ねてくる。それなら買ってきた食材で料理を作り、皆を招待しよう――。

「それが思いのほか好評だったもので。今に至るまでずっと続いてきたわけです」と富一さん。

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オリーブを添えたエビの握り寿司も登場

数カ月おきの食事会にほか、1人2人と友人が来て食事を共にするのはほとんど毎月のこと。そんな日は仕事を終えて帰宅すると、1時間程度でてきぱきと料理を整える。佐由子さんはふだんの食事を担当するぶん、夫が腕を振るう日には手を出さず、ゲストと一緒に料理と会話を楽しむのが決まりだ。

結婚当初は、ホタテにカレーソースを添える程度でも出来栄えに感動していたという佐由子さんだが、

「今はどんどんダメ出ししてます。15年の間に、味も盛り付けもすごく進化したんですよ」

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料理に合う器を求めて2人で陶芸に挑戦も

たとえば初期はインスタントスープで米を炊き、米酢の代わりにバルサミコ酢を使うだけだった寿司も、工夫を重ねるうちに少しずつ複雑さを増し、やがてアサリやシラス、マッシュルームなど混ぜ込んだオリジナル酢飯が完成。今では吉田家の定番として、握り寿司も、型で抜いた前菜風も思いのままだ。料理の本は一切見ない。あくまでも自分たちの舌で判断する創作料理が基本。旅先や街で変わった食材を見ると、買ってきて試す。オープンキッチンのレストランに行けば、料理人の手順に目をこらす。

「もともと手を動かしてものを作るのが好きなんですよ。デザインの仕事に入ったのも、それが理由」と言う富一さん。でも手よりパソコンを使う仕事が中心になった今、「料理を考え、案内状やメニューカードを作り、さまざまな方に来てもらうのが、いちばんのストレス解消法なんです」

だからわが家はエンゲル係数が高くて、と佐由子さんが横で笑う。

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