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年を重ねてわかる究極のバイク趣味。大型バイクを乗り回した猛者たちが帰る、心のふるさと。それがあの名車…そう今、彼らはカブに夢中なのだ!
カブといっても証券取引所のアレではない。そう…、言わずと知れた庶民派バイク、あのHondaスーパーカブだ。テケテケテケ…と軽快な音をたてて走るカブ。新聞屋さんも、おそば屋さんも、そして郵便屋さんも使っていた。幼い頃から私たちが日常生活の中で目に、そして耳にしてきた、実用車の代表。そんなカブに今、彼らが夢中なのだ。
なんで今さら?といぶかしがる人も多いはず。ウケを狙ってるんでしょ?とナナメに見る人もいるだろう。しかし彼らのカブに対する思いは純粋だ。
「大型バイクを何台も乗り継いで、最終的にカブにたどり着きました」と熱く語るのが、今回紹介する“カブの達人”藤森さん。大型二輪免許も持ち、オフロードから1000ccの大型バイクまで数多くのバイクを乗りこなしてきた。そんな彼は「バイクはカブに始まり、カブに終わります!」と力強く断言する。また、彼の元に集う“カブ仲間”もまた、そんな猛者だらけだ。はたして、いったい何が彼らをカブのとりこにするのだろうか?

1955年秋田生まれ。静岡県磐田市在住。カブ仲間が集う“かぶっ飛び倶楽部”(かぶっ飛びブログ)主宰幹事。幼い頃は父親のメグロSG250の後ろに乗せられ、16歳のときに自らもカブにのってバイクの魅力に目覚める。以後数々のバイクを乗りこなし、オフロードの名車Honda・XL250Rから、あこがれの大型バイクKawasaki・GPZ1000RXやBMW・R100RSまで、そうそうたるバイク歴を重ねる。ところが現在の愛車はカブが7台。もっぱら1963年型スーパーカブC105で、のんびりツーリングを楽しむ日々だ。

誰もが知っているスーパーカブの誕生は1958年。4サイクルOHVエンジン、ミッション付き、最高時速70km/hという、ライバルたちの追随を許さない圧倒的な走行性能、90km/lという驚くべき低燃費、そして斬新なデザインで一躍人気車種になった。
初期型OHV50ccエンジンのC100系、55ccのC105、OHC化されたC50系、さらに90ccエンジンのC90系を基本として、海外向けモデルや14インチタイヤ採用のリトルカブなど、数多くの派生車種があり、現在までに世界で累計6000万台以上が生産されている。

最新モデルでは環境性能のためにキャブレターもインジェクション化(!)され、最高出力3.4馬力、燃料消費率110km/l(30km/h定地走行テスト値)となったが、その性能は衰えることがない。
また、誕生50周年を迎えた今年8月には、「50周年スペシャル」と名付けられた限定車が登場した。
では、次ページで、彼らがそんなカブに夢中な理由を探っていこう。

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