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賢いお金生活

和田由貴さんに聞く  無理なく続ける節約のコツ(上)

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こまめな節電より省エネ家電?

光熱費の節約の基本は、「使わない電気はこまめに消す」「シャワーを流しっぱなしにしない」といった、いわゆる「ぱなし」を無くすことです。団塊世代以降の方は、そのようなことは普段から心掛けられていることでしょう。そこで知っていただきいのは、最近の家電製品は省エネ性能が飛躍的に高まっているということです。特にエアコン、洗濯機、冷蔵庫などでは、格段に電気代が減らせるケースが多いと思います。

家電製品を買い替える時は、本体価格や製品の性能だけではなく、消費電力、つまり将来にわたるランニングコストを調べることが大切です。いきあたりばったりで量販店に出かけてしまうと、店頭価格の安さについひかれて、さほど節約効果のない買い物をしてしまうかもしれません。

使うほど差がつく「消費電力」

例えば、最近人気が高い省エネ家電のひとつに、ヒートポンプ方式の乾燥機能が付いたドラム式洗濯機があります。ヒートポンプ方式乾燥機は、エアコンプレッサーで除湿した乾いた空気で洗濯物を乾かすもので、乾燥時にヒーターも水も使わないため、エネルギー効率に優れています。ただし、実売価格は15万円ほど。ヒーターを使う従来型の洗濯乾燥機が5万円程度で買えるなかで、「洗濯機にそんなに出せない」という方もいらっしゃいます。ところが、毎日お洗濯をするご家庭なら、最新のヒートポンプ方式とヒーター方式では電気代と水道代を合わせて年間3、4万円ぐらいの差がつき、3年でコストが逆転してしまうこともあります。

エアコンの場合でも、10年前の製品と最新の省エネ型を比較すると、電気代が年間で2、3万円違う製品もあります。特に最近のエアコンは、暖房効率も優秀です。昔はエアコン暖房というと電気代がかさむイメージがありましたが、このところのように灯油の値段が上がってくると、石油ストーブよりもエアコンの方が割安といったコストの逆転も生まれてくるでしょう。

電球型蛍光ランブで手軽に省エネ

もっとも手軽にできる節電といえば、白熱電球を消費電力の少ない電球形蛍光ランプに交換することです。長寿命とはいえ、まだ割高感のある製品ですから、まずはリビングやダイニングなど頻繁に使う場所から交換するといいでしょう。廊下やトイレなど使用が短時間の場所では、投資コストがなかなか回収できません。最近は調光器に対応するタイプや、ダウンライト用のミニクリプトン球と置き換えられる口金の小さなタイプなど、製品のバリエーションも広がってきました。

節電については、以前は待機電力が問題のひとつでした。ところが最近では、「従来品の97%カット」といった製品もあるほど待機電力の省電力化が進み、それほど気にする必要がなくなっています。例えばある電子レンジは時計表示を無くし、前面ドアを開けると電源スイッチのONになる仕組みを取り入れて、待機電力をゼロにしています。

目印は、緑の省エネ性マーク

省エネ性マーク

その家電の省エネ性能がひと目で分かる目安として、国がJIS規格として標準化している「統一省エネラベル」があります。これはエアコン、冷蔵庫、テレビ、電気便座など全16品目について、その商品の省エネ性能を1つ星から5つ星の5段階で示すと共に、年間消費電力量、1年間使用した場合の目安電気料金などを記載したラベルです。その中でももっとも分かりやすい目印が、eの文字があしらわれた「省エネ性マーク」です。これは国の省エネ基準を100%以上達成した製品は緑色、未達成の製品は橙色でマーク表示されています。

財団法人省エネルギーセンターの「省エネ機器」に関するサイトでは、国内メーカー各社の1997年以降の省エネ型家電の省エネ性能を確認することができます。対象製品は年度によって変化がありますが、「今使っている家電製品の消費電力量を知りたい」、「最新製品と、値段が安くなった旧モデルの省エネ性能を比較したい」といった方は、利用してみるといいでしょう。

いくらランニングコストが少ないといっても、年金生活を迎えてしまうと、高額な商品には気分的に手が出にくくなるかもしれません。10年近く使った家電であれば、家計に余裕がある現役のうちに買い替えるというのも、ひとつの手でしょう。CO2排出量の削減に寄与する省エネ性能は、今後も競争が激しい分野です。「白物家電なんて、性能はどれも同じ」と思われているかもしれませんが、そうではありません。いくつになっても新しい情報に敏感でいることが、賢く得する選択にもつながると思います。

和田 由貴 (わだ・ゆうき)

節約アドバイザー。節約術や家事情報に精通する節約アドバイザーとして、講演、執筆、テレビ出演などをこなすかたわら、主婦兼2児の母として日々節約生活を実践。また、省エネやエコクッキング、エコドライブ、3Rなどの環境にも配慮した、お財布にも地球にも優しい節約エコ生活も提唱。3R推進マイスター(環境省第一期国推薦委嘱)、省エネルギー普及指導員、消費者環境教育指導員。著書に『裏ワザ名人のちゃっかり!節約生活』(青春出版社)など。

オフィシャルサイトhttp://wada-yuki.com/

(更新日:2008年06月16日)

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