
峰尾さん
はじめまして峰尾です。
詩子さんは自動車の運転は・・・。
詩子さん
家族全員が運転するので私も早くと思っていますが、今年の春、東京に出て来たばかりなので、免許もまだなんです。
峰尾さん
じゃあ今日は初めて聞く言葉も多いでしょうが、自動車保険の基本からお話ししましょう。まず自動車保険というのは、「強制保険」と「任意保険」の大きく2つに分かれます。強制保険とは、法律で加入が義務づけられている保険で、自賠責保険ともいわれます。自賠責保険というのは対人賠償、つまり自分が事故を起こして被害を与えてしまった他人に対してのみを対象としています。
詩子さん
他人ということは・・・・自分に対しての補償はないということですか。

峰尾さん
正解、最初から順調ですね。人だけですから、車に対しての補償もありません。相手が立派な高級車だったら大変ですよね。それと対人賠償はあるといっても、自賠責保険には、死亡事故の場合3千万円、一定の重度後遺障害の場合4千万円、傷害の場合120万円という支払い限度額があります。賠償額がそれ以上だったら、自腹で払わなくてはいけません。例えばお医者さんのような高い収入のある方をひいてしまい、お亡くなりになった場合、賠償額が2億円といった事例もあります。そういった自賠責保険では賄えない部分を補完するものとしてあるのが任意保険。これから、一緒に勉強していきましょう。
詩子さん
今日は自動車保険のお話をうかがうということで、新聞やネットに掲載されている広告をチェックしてきたんですが、とてもたくさんの商品があるようですね。
峰尾さん
保険の加入方法としては、大別すると代理店を通じての店舗系と、ネット系(直販)があります。次に自動車保険の商品タイプを分類すると、「パッケージ型」と「リスク細分型」に分けることができます。「パッケージ型」は、日本に従来からあるタイプで、保険会社が必要と考えられる補償をあらかじめセットにして提供しているもの。「リスク細分型」というのは、1997年に自動車保険が完全自由化された以降に登場したもので、そのドライバーやクルマのもっているリスクを細かく分け、それらに応じて保険料を決めるというもの。当初は外資系の損保会社が主に扱っていましたが、最近では国内の損保会社も力をいれています。
詩子さん
リスク細分ということは、車種によっても違うということですか?
峰尾さん
おや、お目当ての車があるようですね。その通りです。例えば運転歴が長くて、休日しか車に乗らず、安全性の高い最新の車に乗っている場合など、事故を起こす可能性が少ない方に対しては、より安い保険料ですむというのがリスク細分型のメリットですね。それと、リスク細分型を扱っているのはネット系の保険会社が多いので、店舗にかける費用や中間マージンがないことも、価格を下げられる理由です。

詩子さん
なるほど。でもそうすると私が自動車保険に入るとなると・・・・・。
峰尾さん
年齢が21歳以下ということであれば、最初はどうしても保険料は割高になるでしょう。でも、安心してください。各社によって様々な割引サービスが用意されていますので、保険料を抑えることも可能です。まずは見積りをとるなどして、街で買い物をするような感覚で自分にあった保険選びをすることが大切だと思います。
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