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第4回 どらく世代の娘が聞く 家族の備え -医療保険編- 入院したときにも安心な保証額は?

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第4回 必要な入院日額、会社員と自営業でどう違う?

入院日額は高額療養費制度医療を考慮

詩子さん

私の父や同じ世代の親類たちに話を聞くと、医療保険に入ることを考えた時、まず悩むのは、入院給付金を日額いくらにしたらいいかということのようです。

豊田さん

確かに悩みますよね。そこでまず知っておきたいのは、高額療養費制度という仕組みです。これは、医療費が高額になった場合に、病院に支払ったお金のうち一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻されるという制度です。

詩子さん

その自己負担限度額というのは、いくらぐらいでしょう

豊田さん

高額療養費制度は、その月の初日から月末までに受診した金額を病院・診療所ごとに計算します。70歳未満の一般的な所得の世帯の方なら、自己負担する上限額(月額)は7万2300円。これに加え、医療費総額が24万1000円を超えた場合は、その超えた額の1%がさらに加算されます。つまり約7万円プラスアルファを自己負担するイメージですね。

どらく世代は、高額の所得がある方も多いでしょう。会社員なら年収約900万円以上、自営業なら所得で670万円超の「高所得者」にあたる方は自己負担限度額が13万9800円。また、医療費総額が46万6千円を超えた場合は、超えた額の1%がさらに加算されます。参考のため14万円を20日で割ると日額7千円。30日で割ると4600円程度。この自己負担限度額は今年10月に引き上げられますが、まずはこれが考え方のべースになると思います。

詩子さん

思っていたより負担は少ないですね。入院を経験した周囲の人の話では、もう少しお金がかかったような印象がありました。

豊田さん

それは、この計算に医療費しか含まれていないからです。実際には、日額5千円、1万円といった差額ベッド代がかかるかもしれませんし、自営業の方なら入院中は収入が途絶えてしまいます。また元気に仕事ができるまでの生活の保障を、どこまで医療保険でまかなうか。それぞれのご家庭の考え方や貯金額によって変わってくるでしょうが、サラリーマンの方は1万円程度、自営業の方は1万5千円程度の日額はつけていただきたいと思います。

自己負担する医療尾日の上限の目安(70歳未満の場合)

まとまったお金がもらえる手術給付金

詩子さん

入院リスクと共に手術を伴う病気をするリスクも高まるどらく世代の方たちは、手術給付金も重要になると思いますが。

豊田さん

その通りです。一般的な医療保険では、手術給付金は入院給付金の日額に手術の種類に応じて決められている倍率(給付倍率)を掛けた金額が支払われます。例えば入院給付金日額1万円の医療保険に加入していれば、給付倍率10倍の手術は10万円、20倍は20万円、40倍は40万円が給付されます。手術の具体的な給付倍率は、例えば虫垂炎の手術などは10倍、開胸を伴う肺や気管支の手術などは20倍、胃切除術は40倍といったように、契約時に受け取る約款に記載されています。

詩子さん

とすると、入院給付金日額が1万円と2万円の保険では、手術給付金は大きく変わってきますね。

豊田さん

おっしゃる通りで、長期入院リスクよりも手術リスクを重くみたい方は、1入院限度日数(第2回参照)は短くして、入院給付金日額を多めにするといったことも考えられるかもしれません。また、どんな手術が保障の対象になるかは、商品によって違いがありますので、ご自身が将来気になる病気があれば、対象になっているかを確認してください。商品によっては、保険料は安いけれども手術給付金が付いていない保険や、手術の種類にかかわらず手術給付金が一定の保険もあります。入院給付金はまとまったお金になりますので、ぜひ大切に考えていただきたいと思います。

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