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第5回 どらく世代の娘が聞く 家族の備え | 自分のための補償は2種類をマスター -自動車保険編-

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第5回  自分や家族の万一を考えることも大切

「ケガ」から補償を考える搭乗者傷害保険

詩子さん

今回は自分や家族のために備える自動車保険のお話をうかがいます。

峰尾さん

ご自分や家族のための自動車保険では、搭乗者傷害保険が基本になります。事故を起こした運転手や一緒に乗っていたご家族や友人などが、お亡くなりになったりけがをしたりした場合に保険金が支払われる保険です。保険金額については、1千万ぐらいで契約されているケースが一般的なようです。

搭乗者傷害保険は、補償をけがの程度から考えた保険です。以前は「死亡時に1千万円、入院1日あたり1万円」といった形で加入する「日数払方式」が一般的でしたが、最近はけがの部位・症状によってあらかじめ定められた金額で保険金が支払われる「部位・症状別払方式」が一般的になってきています。「日数払方式」はけがが治るまで保険金の受け取りができませんが、「部位・症状別払方式」は部位・症状が確定したら、けがの治療中でも保険金が受け取れるようになりました。

搭乗者傷害保険で受け取れる主な保険金

詩子さん

自分のための補償といえば、人身傷害補償保険もそうだと思いますが。

峰尾さん

そうですね。人身傷害補償保険は、車を運転している方や一緒に乗っている方が、自動車事故によって亡くなったりけがをしたりした時に、事故の過失割合にかかわらず、実際の被害額を補償の限度額まで補償する保険です。第2回でもお話ししましたが、自動車事故というのは、どちらがどのくらいの程度悪いかでもめて、示談が成立するまで時間がかかります。人身傷害補償保険に加入していれば、示談を待たずに保険金額の範囲内で損害額の全額が支払われます。

詩子さん

こちらは、どのくらいの保険金額を契約しておけばいいでしょう。

峰尾さん

3千万円〜無制限の範囲内で保険金額が選べる保険会社が多いようですが、5千万円ぐらいが一般的だと思います。ただ、これは根拠のある数字ではありませんので、ご自身の考え方や家計のバランスを考えて決めてください。

「損害額」から補償を考える人身傷害補償保険

峰尾さん

搭乗者傷害保険はけがから補償を考えた保険だとお話ししました。いわばお見舞金のようなイメージです。一方、人身傷害補償保険は損害額から補償を考えた保険ですので、実際にかかった治療費のみならず事故によって仕事を休まなければならなくなった場合の補償、それによって被った経済的な損失など実際の損害額を先に算出し、その金額を保険金額の範囲内で補償します。

詩子さん

本来は相手側が自分に支払うべき賠償金などを、自分が加入している保険が立て替える形で支払ってくれるわけですね。

峰尾さん

そのほか関連する保険としては、無保険車傷害保険があります。この保険は、他の自動車との事故で死亡したり、後遺障害を被り、それによって生じた損害について相手方に法律上の損害請求ができる場合で、相手自動車に対人賠償などがついていない場合などに保険金が支払われるというものです。

詩子さん

なるほど、自動車事故っていろいろなケースが起こるのですね。

峰尾さん

自動車事故は相手に事故の責任がある場合は相手の保険で何もかも済むというわけではありません。自動車保険というのは、事故を起こすと等級(割増・割引率)がダウンし、翌年の保険料が高くなります。ともすると事故を起こしがちな乱暴な運転をする方が、保険料が高いからと任意保険にしっかり入っていない場合があるのですね。万一の時に自分やご家族を守るための補償も充実させておくことが必要です。

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