
詩子さん
いよいよ今回で最後です。人はいつ病気やけがに見舞われるか分らないとはいえ、豊田先生に初めてお話をうかがった時には、医療保険というものは私にとっては実感のわかないものでした。
豊田さん
若い方はみなさんそうだと思います。30、40代の方でも、大きな病気をしたことがなくて、自分が倒れたり入院したりするのは想像できないという方もいますから。
詩子さん
でも、「自分の家系を見渡して、この病気にかかっている人はいないから心配ない」と考えるのではなく、「万が一、父や母が病気やけがで入院した時、家族にとってどういう状況が大変なのだろう」と考えると、必要な保険が見えてくるのではないかと思うようになりました。
豊田さん
そう感じていただければうれしいですね。保険に入って毎月保険料を払っているのに大病しないから「保険料がムダになった」とおっしゃる方が時々います。でも、医療保険を使わなくて済むのは、幸せなこと、いいことなんです。保険は「お守り」のようなものですね。万が一の時のためにしっかりとした準備があるという安心感があって、日々を家族とともに生きることができる。それもまた、保険に入るひとつの理由だと思います。
反面、すべての不安を保険でカバーすることは不可能なことも事実です。リスクには、常に保険と貯蓄の2本立てで備えるといいですね。手元にあるお金の使い道は自由ですが、保険は決められたケースで効果を発揮するものですから、何にでも使える貯蓄も大事です。家計のバランスの中で賢く選んでいただきたいと思います。

詩子さん
では最後に、これまでのお話のまとめをお願いします。
豊田さん
まず、医療保険は自分が若くて健康なうちに入るほど選択肢がある、ということを認識してください。これからお年を召されて入院リスクが高まっていくどらく世代の方は、いまが最後のチャンスといっても過言ではありません。
そして今から加入するなら、保障が生涯続く終身型が理想ですし、貯蓄で対応できる短期入院よりも、長期入院に対する保障を重要視した方がいいかと思います。多くの方は生命保険に入られていると思いますので、教育費や住宅ローンなどの負担が終わっているなら、死亡保障と医療保障のバランスを見直し、医療保障を充実させていく必要があります。現状の医療保障が有期型であれば、単品の終身型医療保険への切り替えを検討してください。
詩子さん
これからの人生を、最後までしっかり面倒みてくれる医療保険を選ぶ、ということですね。
豊田さん
ダイレクト販売系の医療保険では、主契約と特約の部分がセットになった商品が主流です。入院給付金と手術給付金を柱にシンプルな保障にするか、幅広いリスクに備える保障充実タイプの医療保険を選ぶのか。他に加入している保険と保障のダブりがないよう注意して加入しましょう。小さいリスクには貯蓄で備えればいいので、保険ばかりに頼りすぎないことも大事だと思います。一般論としては、どらく世代の方は特定のリスクの保障を厚くするより、バランスよくご自分の健康を守ることを考えられた方がよいと思います。
詩子さん
ありがとうございました。さっそく両親に連絡して、二人にふさわしい「お守り」を選ぶ手伝いをしたいと思います。
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。