
詩子さん
いよいよ最終回。保険料を抑えるという視点で、これまでのまとめをお願いします。
峰尾さん
まず、「各社の見積もりを比較する」ことです。気になる保険会社のサイトを訪れてみてください。見積もりして、今の保険料との差を実感すれば、保険のことを知る意欲もわくでしょう。
詩子さん
自分の条件が変われば保険料の算出方法も変わります。昨年はA社が一番安かったのに、今年はB社の方が安い、ということもあるでしょう。「見積もり比較は去年やった」という方も、改めてやってみると違う結果が出るかもしれません。
峰尾さん
2番目のポイントは、運転者の年齢に注目することです。若いお子さんが車を運転するようになったり、逆に年配のご夫婦だけが運転することになったりした場合には、保険料が大きく変わると思います。自動車保険の年齢条件は一般的に、21歳以上、26歳以上、30歳以上、そして全年齢補償と4段階があります(※保険会社により異なります)。運転されるご家族の中で最年少の方がこのような区切りに該当する時は、見直しの重要性がより高まると思います。そして、3番目は、可能なら「車を運転する人を絞りこむ」ことです。家族限定割引を使えれば、保険料はさらに下がるはずです。
詩子さん
どんな条件で、だれが運転するかを改めて確認するということですね。
峰尾さん
もうひとつ。4番目のポイントは、車の選び方に関係することです。安全装備の付いた車は割引制度があります。エアバッグやABS、衝突安全ボディーなどの安全装備が付いている場合は、必ず申し出てください。また、年間の走行距離の短い方は保険料が安くなり、車種によっても保険料は変わります。2台目の車の場合は、一定条件をクリアしていれば複数所有割引が利用できます。

詩子さん
保険料は安い方がいいといっても、自分が必要と思う補償がついている保険の中から安いものを選ぶのがよさそうですね。
峰尾さん
その通りで、必要な補償まで省いてしまい、事故の時に十分な補償が受けられなくなってしまっては本末転倒です。対人賠償保険と対物賠償保険はできれば無制限に。人身傷害補償保険も付けておきたい保険です。
大切なのは、保険料という出費を家計全体の中で考えることです。もし、1年の保険料を1万円安くすることができれば、10年で10万円の支出を抑えることになり、家族旅行や老後の貯蓄に回すことができます。生命保険や医療保険は基本的に年齢が若い時に入った方が保険料が安く、何度も切り換えるわけにはいきません。その点、自動車保険の更新は1年ごとですから、その都度、家計と保険のバランスを見直すよい機会にもなると思います。
詩子さん
ありがとうございました。私も自動車免許を取ったら、車選びと同じぐらいの積極的な気持ちで、自動車保険を選びたいと思います。
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