ジェームス・ディーンや映画「イージー・ライダー」「アメリカン・グラフティ」などで描かれたアメリカ文化。それをまぶしく見つめていた若き日のどらく世代のなかには、「いつかはハーレーダビッドソンのような大きいオートバイに乗りたい」と思っていた人も多いだろう。欧米の「ビッグバイク」は、当時の若者があこがれるライフスタイルの象徴でもあった。
「近年は特に、大型オートバイの登録台数が伸びています。国産の「ビッグバイク」に加え、ハーレーダビッドソンやBMW、ドゥカティなどを中高年の方が購入するケースが目立ちます。若いときにあこがれていたり、実際にオートバイに乗っていたりした方が、子育てや仕事が一段落して戻ってきているのでしょう」と、「培倶人」編集部は説明してくれる。
大型自動二輪免許は1996年から教習所で取れるようになり、「ビッグバイク」が身近な存在になった。オートバイに乗りたい中高年が増えるとともに、それを迎える側の二輪市場も変化している。
「日本では、オートバイは若い人や不良の乗り物というイメージがありますが、欧米では、大人の趣味の乗り物。高額商品ですしね。例えば、ハーレーダビッドソンなら、最も安いスポーツスターでも90万円台前半、売れているのは200万〜300万円のモデルです。このような高額商品を売るのにふさわしいサービスや接客、店づくりに力を入れるバイクショップも増えています」と、同編集部。
ビッグスクーター(排気量が250ccや400ccなどの大型のスクーター)が登場したことで、オートバイはより気軽に楽しめる乗り物として認知されるようになり、裾野は大きく広がった。ビッグスクーターは250ccで60万円から、400ccで60万円台後半〜70万円、500〜650ccでは80万〜100万円くらいが値段の目安。
「大きくて重たいオートバイは体力的に不安な方でも、ビッグスクーターならさほど気にならないはず。そういった意味では、たとえハーレーに乗れなくても、あきらめなくてよいのです。バイクライフをさまざまな人が長く楽しめるようになったといえるでしょう。
そして、購入の際には、できれば試乗して乗り心地を確かめること。もし、そこで乗りにくいと感じても、乗りやすくするためのカスタムパーツがたくさんあるので、ほしいと思ったオートバイをあきらめないでほしいですね。かつてはカスタムパーツが少なかったのでオートバイに自分を合わせる、必要がありましたが、今はオートバイを自分に合わせる、ことができるのです。オートバイはゆとりのある大人の趣味。無理なく、楽しく、我慢せず、バイクライフを送ってほしいですね」
同編集部は、ビックスクーターの良さをこう解説する。
快適であれば、ライディングにも集中でき、それは結果的に安全であり、より楽しむことにつながる。大人のバイクライフはこうありたいものだ。
| MT/AT | 種類 | 排気量 | 学科教習時間 | 技能教習時間 | 教習費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| マニュアル免許 | 普通MT | 〜400cc | 1時間 | 17時間 | 約14万円 |
| 大型MT | 401cc〜無制限 | 31時間 | 約21万円 | ||
| オートマチック(限定)免許 | 普通AT | 〜400cc | 13時間 | 約13万円 | |
| 大型AT | 401cc〜無制限 | 24時間 | 約18万円 |
| MT/AT | 種類 | 排気量 | 学科教習時間 | 技能教習時間 | 教習費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| マニュアル免許 | 普通MT | 〜400cc | 26時間 | 19時間 | 約22万円 |
| 大型MT | 401cc〜無制限 | 36時間 | 約32万円 | ||
| オートマチック(限定)免許 | 普通AT | 〜400cc | 15時間 | 約20万円 | |
| 大型AT | 401cc〜無制限 | 29時間 | 約29万円 |
| MT/AT | 種類 | 排気量 | 学科教習時間 | 技能教習時間 | 教習費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| マニュアル免許 | 大型MT | 401cc〜無制限 | なし | 12時間 | 約12万円 |
| オートマチック(限定)免許 | 大型AT | 9時間 | 約11万円 |
※金額は東京都の場合の目安 〈資料提供:『培倶人』編集部(エイ出版社)〉
| アイテム | 価格 | ポイント | |
|---|---|---|---|
| ヘルメット | フルフェイス | 3万円〜 | 万一の転倒の際に頭部を守ってくれるので、安全性の高いものを選びたい。加えて、長時間身に着けるものなので、きつくないか、重たすぎないかといった快適性も重要。 |
| ジェット | 2万5000円〜 | ||
| グローブ | 7000〜1万円 | 付けていないライダーも多いが、転倒したり、マフラーやエンジンなどの発熱部位に触れたりした際に手を保護してくれる。 | |
| ジャケット | 2万5000円〜 | 多少の雨でも対応可能なオールウェザータイプが便利。肩、ひじ、背中にパッドが入っているものなら安全性が高い。軽くて丈夫、動きやすいものを選びたい。 | |
| くつ | ブーツ | 2万〜4万円 | スニーカーのライダーも多いが、ライディング用のブーツまたはシューズがおすすめ。ライディング用は、くるぶしを隠す高さのものが多く、ライディングポジションで車体をホールドするのに役立つ。操作性、安全性も考慮されている。 |
| シューズ | 1万〜1万5000円 | ||
| 雨具 | レインウェア | 1万〜3万円 | 雨を確実に防ぎ、暑くてもムレない、防水・透湿素材のものがおすすめ。出番は少ないかもしれないが、悪天候で状況の悪いときこそ良いものが必要だ。 |
| 雨用グローブ | 3000〜1万円 | ||
| ブーツカバー | 3000円〜 | ||
※価格は目安

培倶人ブログhttp://blog.sideriver.com/baikujin/
雑誌「培倶人」(エイ出版社)では、オートバイを愛する大人に向けて、ツーリングだけでなく、グルメや観光といった付加価値を高める情報を数多く提供している。
side riverhttp://www.sideriver.com/
エイ出版社による趣味のポータルサイト「side river」のオートバイページでは、動画によるライディングテクニック講座やバイクカタログをはじめ、独自のコンテンツが充実。オリジナルバイクやWEB限定グッズ、バイク用のウェアやパーツもオンラインで購入できる。






バイクメーカーごとに特化した雑誌も充実。オーナーやファンの情報ニーズを満たす環境が整ってきた。左から、「CLUB HARLEY」「BMW BOXER Journal」「DUCATI Magazine」「HONDA Bikes」(いずれもエイ出版社)。
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