朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

マネー

  • バックナンバー

気になるいくら?

番外編 神田古書店街で司馬遼太郎の作品を集める

  • ページ1
  • ページ2

司馬遼太郎と神田古書店街

ところで、神田古書店街と司馬遼太郎の関係にも少し触れておこう。

司馬遼太郎は、「週刊朝日」 誌上で25年間、計1147回にわたって連載された「街道をゆく」のなかで、神田かいわいを歩いている。(単行本「街道をゆく〈36〉 本所深川散歩・神田界隈」朝日新聞社刊に収録)。このなかには、神田古書店街に関する記述もあり、懇意の古書店主を通じて資料や文献の手配を頼んでいたようだ。購入した文献や資料を運ぶのに軽トラックの荷台がいっぱいになったとか、小説の構想・執筆に取りかかるとその時代や人物に関するあらゆる資料を買っていくので古書店街の棚が空っぽになった、といったエピソードも残っている。

また、「街道をゆく〈36〉 本所深川散歩・神田界隈」の執筆に際しては、神田・神保町のかつての姿を知る人物を集めて、取材のための座談会を催したそうだ。その会場となったのが、神保町・吉野鮨(ずし)。

吉野鮨の店主、糸島正之さんは、「10年以上前のことだから、ほとんど覚えてないなあ」と言いながら、当時の司馬さんの印象を「当時は大作家だとは知らなかったので白髪のおじいさんが来たなあ、というくらい。ただ、こちらにお辞儀をしてから2階の座敷に上がっていかれたのは印象に残っている」と話してくれた。

糸島さんいわく、「当時の座談会に参加していた古書店街の名物オヤジたちも亡くなってしまった方が多い」という。没後10年以上が経過し、司馬遼太郎が神田古書店街に残した足跡は、年々、薄れつつあるようだ。しかし、その作品は色あせることなく、将来まで読み継がれていくことだろう。

イメージ写真

神保町 吉野鮨

創業50年以上の寿司(すし)店。産地にこだわった上質で新鮮なネタを使った寿司が自慢。予算はお好みで1万円くらい。本の街・神保町らしく、出版関係者、作家の常連客が多い。

[店舗DATA]
東京都千代田区神田神保町2-21
TEL 03-3261-2324
11時30分〜14時30分 16時〜22時

(更新日:2007年1月15日)

前のページへ
画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。